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2018.05.11

工学研究科 犬飼将槙さんが「第121回触媒討論会」において学生ポスター発表賞を受賞しました

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2018年3月22日(木)・23日(金)に、一般社団法人触媒学会で開催された「2018春 第121回触媒討論会」において工学研究科 応用化学専攻 博士前期課程2年の犬飼 将槙さん(上田渉研究室)が「異種金属を導入した三方晶Mo3VOX複合酸化物の熱処理による斜方晶Mo3VOX構造へのトポタクティック変化」をテーマに研究発表を行い、学生ポスター発表賞を受賞しました。本賞は、若手研究者のわかりやすく見やすい優れた内容のポスター発表を表彰するものです。

犬飼さんは、触媒の構造設計について研究しています。本研究で、イオン交換法を用いり三方晶MoVOにSb(アンチモン)を導入し、窒素雰囲気下で熱処理をすることにより、Orth-MoVO構造へ相転移する結晶変化メカニズムを発見しました。

この賞を受けて犬飼さんは、「このような賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。指導してくださった上田先生にも大変感謝しております。このたびの研究で、あまり解明されてこなかった触媒の結晶について新たな発見をすることができ、研究者としての自信にも繋がりました。このメカニズムを用いて、より高活性の触媒をつくることを今後の目標にしていきます」と意気込みを語ってくれました。

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