お知らせ

2017.12.01

小中高生を対象とした「宇宙エレベーターロボット競技会全国大会」が開催されました

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2017年11月5日(日)、本学横浜キャンパスにおいて小中高生を対象とした「宇宙エレベーターロボット競技会全国大会(主催:宇宙エレベーターロボット競技会実行委員会、協賛:神奈川大学、レゴ エデュケーション)」が開催されました。

この大会は、小中高校生が交流をしながら未来の夢である宇宙エレベーターについて学び、レゴ教材を使って製作した宇宙エレベーターロボットを作製するもので、今年で5回目を数えます。また、本学工学部の「宇宙エレベータープロジェクト」に携わる学生が、積極的に運営支援を行っており、学生の成長にも大いに役立っています。

今年度は、関西大会、東北大会、全国大会の3大会が開催され、合計520名112チームが参加し、見学者も含めて、約1,200名が集まりました。さらに、海外からの参加もあり、現在では世界規模へと成長しつつある大会となりました。

本大会は、単に機械的なアプローチだけでなく、 ICT教育、STEM教育、プログラミング教育の成果を発表しあえる競技会となっています。文部科学省では2020年度から、小学校におけるコンピューターのプログラミング教育を必修化する方針ですが、この「宇宙エレベーターロボット競技会」ならびに本学「宇宙エレベータープロジェクト」の先駆的な取り組みに、ますます期待が寄せられています。

宇宙エレベーターとは?(宇宙エレベーターロボット競技会ホームページより)

宇宙エレベーターは、地球から約3万6000km上空にある静止衛星まで人や物を運ぶ夢の乗り物である。1979年にSF作家のアーサー・C・クラークが発表した小説「楽園の泉」の中でこの概念が登場し、宇宙エレベーターという言葉を広く一般の人たちに 知らしめた。その後、1991年にカーボンナノチューブの発見によって、宇宙エレベーターは実現可能な研究プロジェクトとして動き始め、 現在では、大林組から建造計画が提案されたり、技術開発のための競技コンテストが日本、アメリカ、ドイツなどで行われている。