Fujisawa Akane

藤澤 茜 准教授

2023年度所属
国際日本学部
日本文化学科
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専門分野

日本文化、文学

キーワード

Profile

出身地/東京都
子供の頃の夢/学校の先生
尊敬する人/恩師、学恩を受けた先生方
愛読書/藤沢周平の時代小説
趣味/歌うこと、音楽鑑賞(学生の頃はコーラス部に所属し、バンド活動もしていました)、動物を眺めること、スポーツ観戦
休日の過ごし方/歌舞伎鑑賞、展覧会めぐり、料理
好きな音楽/L'Arc-en-Ciel、プッチーニ、シューベルト
好きなTV番組/『孤独のグルメ』
好きな映画/『犬神家の一族』(ほか金田一耕助シリーズ)、『雨月物語』
好きな著名人/大谷翔平選手(高校球児の頃から応援しています)
好きな食べ物/和食
好きな国/日本・イタリア・オーストリア

江戸の文化は世界に誇る日本の財産。現代に通じる面白さを、胸を張って伝えていってほしい。

推しのうちわ文化は江戸時代からあった?

中学生の頃から、家族に連れられて歌舞伎を見るようになりました。詳しい内容は理解できませんでしたが、華やかな世界にとてもワクワクしていたことをよく覚えています。大学で江戸文化や演劇についての授業を受けた時に、「歌舞伎も研究対象になるのか!」と驚き、すっかり江戸文化に夢中になりました。江戸時代は、みなが「文化を楽しもう」と考えていた時代でした。歌舞伎や浮世絵はそれを代表するものです。庶民にも知識・教養があり、本当に豊かな時代でした。
私は江戸文化の中でも、歌舞伎と浮世絵を中心に研究を行っています。文学史や演劇史において、江戸時代は、「古典」と呼ばれる中で最も新しい時代です。古い伝統を残す一方、調べれば調べるほど現代の私たちとのつながりが浮かび上がってくるので、本当に興味深いです。版画を中心とした浮世絵には、歌舞伎の花形役者が数多く描かれ、ブロマイドのように販売されていました。それをうちわに貼っていた人もいて、まるで現代のアイドルのファンのようです。また、娯楽だけでなく、政治への不満を描いたもの、疫病退散の願いを込めたものなど、さまざまな用途がありました。風刺画やお守りなど、今でも形を変えて続いているものばかりです。

伝統文化と現代カルチャーを海外に発信

日本の伝統文化について詳しく知る・触れる機会は、意外に少ないのではないでしょうか。せっかく大学で学ぶのですから、日本古来の文化を知ってほしいと思います。講義形式と体験実習と、2つの種類の授業を担当していますので一緒に学んでいきましょう。講義では、江戸時代の小説などが浮世絵や歌舞伎に与えた影響について考えていきます。小説の内容も掘り下げていき、「読書を楽しむ」とはどういうことなのか、出版文化はどのように栄えたのかを考えます。体験授業では、茶道や華道、能や三味線など、伝統文化の専門家をお呼びして、実習授業をしていただきます。五感を通じて日本文化に触れてください。
浮世絵はゴッホやモネに影響を与えました。日本の浮世絵や陶器が、西洋にジャポニスム(日本趣味)の流れを巻き起こしたことは広く知られています。そしてパスポートやお札のデザインに葛飾北斎の「冨嶽三十六景」が使用されるなど、現代でも江戸の文化は日本を象徴するものとして使用されています。茶道や華道は海外での評価も高く、実際にお稽古をしている海外の方も多いです。これからの時代は海外の人と仕事をすることも珍しくありません。そうなればきっと日本文化について質問されるでしょう。その時に、胸を張って日本のことを語ってほしいのです。伝統文化と現代の日本文化、その両方をアピールすることで、21世紀の社会にも「ジャポニスム」の流れを作っていってほしいです。

知らない世界を知るだけで、あなたの世界は広がる

大学にはみなさんの視野を広げることのできる授業がたくさんあります。シラバスをよく見てみてください。「こういう研究分野があり、こういう専門の先生がいるのか」と頭の片隅に置いておくだけでもいいのです。「自分の知らない世界がある」ということを知っておくだけでも、あなたの世界は広がっていきます。違う学科の先生と関わるなど、積極的に自分の世界を広げていってください。
私は学部・大学院在籍中に、資格取得の目標もあり、履修した多くの授業を通じて様々な世界に触れることができました。授業以外では、成人式で振袖を着て着物に興味を持ち、着付け教室に通い免状もいただきました。夢の実現に向けて、勉強することはとても大事だと思います。その時に学んだことは、私の現在の研究にも生かされています。興味があるのなら、できることは一つでも多くやっておくべきです。時間の使い方を意識して、学生生活を有意義に過ごしてください。

藤澤茜ゼミナール

浮世絵や歌舞伎は「時代をうつす鏡」

歌舞伎や浮世絵など、江戸時代の文化について学んでいます。ゼミ生は各自でテーマを見つけて調べ、その分野への理解を深めます。様々な体験をするため、希望者による歌舞伎の観劇会なども行っています。江戸時代に生まれ当時の庶民たちに愛された浮世絵や歌舞伎は、まさに「時代をうつす鏡」です。カメラやビデオがない時代の様子を伝え、私たちを江戸時代へとタイムスリップさせてくれます。文化の流行の背景にある社会状況を見極め、伝統文化の特徴を知り、現代にどうつながっているかを考えるのは楽しい作業です。過去を理解することで、現代の社会や文化を考え直すきっかけにもなります。ゼミ生の発表を通じ、様々な視点で検討していきます。

Photos

  • これまでに出版した著書です。歌舞伎、浮世絵に関する一般向けの本や研究書のほか、個人コレクションや大学の博物館の所蔵浮世絵作品のカタログレゾネ(全作品集)を作成する機会にも恵まれました。たくさんの作品に触れて、それらがどのような経緯で収集されてきたのかと思いを巡らせるのは本当に楽しい時間です

  • 研究テーマに合わせて収集している浮世絵版画です。40枚ほど持っていて、授業にも持って行って学生たちに見てもらうようにしています。この絵は約170年前に、美男として知られた人気役者・八代目 市川團十郎を描いたものです。もちろん本人に会ったことはありませんが、収集した浮世絵を介して彼のファンになりました

SDGsの取組み

地域課題

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