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2023.02.21

ファブラボみなとみらいで制作した循環ガチャ YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUMに登場

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 2023年2月2日から期間限定でオープンした「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」に、ファブラボみなとみらいが制作した、ペットボトルキャップを入れると横浜市内の事業者が製造・販売している循環型グッズが手に入る「循環ガチャ」が設置されました。

 このペットボトルキャップを使用したガチャガチャの筐体は、プラスチックゴミのアップサイクルをこれまで以上に身近に楽しく体感できる機会の創出を目指して、ファブラボ広島安芸高田と、Zホールディングス株式会社が運営するオープンコラボレーションハブ「LODGE」により共同で設計されたものです。この取組みが安芸高田市内のみならず他の地域でも展開されてほしいとの思いから、制作物のデータが作り方の動画つきでオープンソースで公開されています。そのため、必要な部材を用意し、FAB施設などにあるレーザー加工機や3D プリンターなどを使用することにより、簡単に筐体を制作することができます。
 この度、横浜のサーキュラーエコノミー推進を目指したプラットフォーム「Circular Yokohama」からの相談を受け、公開されているオープンソースを元に、本学みなとみらいキャンパス内で運営するファブラボみなとみらいにて筐体を制作し、「循環ガチャ」として「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」に設置されました。

 「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」に設置されたガチャガチャは、楽しく地域のサーキュラーエコノミーの取り組みに出会うことができる体験型のメディアとして、地域の方々にサーキュラーエコノミーの魅力に触れ合う機会が提供されることになります。また、回収されたペットボトルキャップは再びマテリアルリサイクルされて新たな循環型グッズに生まれ変わるとともに、ガチャガチャのカプセルも再利用されます。

ガチャガチャの筐体はファブラボみなとみらいで制作しましたが、使用するカプセルや景品の調達、そして回収するペットボトルキャップのアップサイクルにあたっては、横浜市内で活動する複数の事業者とのコラボレーションにより実現しています。各事業者それぞれの強みを活かしあうことで地域の方々にユニークな体験を提供する、共創型のサーキュラー・デザイン・サービス・デザインの実践となっています。景品を手に入れるために必要なものを、お金ではなく、ペットボトルキャップに代替することにより、資源の再利用に対する意識の醸成と、モノを長く使うことや、廃棄物を転用するアイデアが多く生まれることなど、 一人でも多くの方が、脱炭素ライフスタイルを意識した生活が送れることを願って、この取組みに協力することとなりました。

また、デジタルファブリケーションを活用してカタチとなったアイデアがオープンソースとして公開されたことで、このように地域から地域へ、その素晴らしい取組みが伝播する形となりました。