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2022.08.23

理学研究科 峯 萌葉さんが日本下垂体研究会学術集会で「優秀発表賞」を受賞

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理学研究科修士課程1年 峯 萌葉さん(藤原研研究室)が第36回日本下垂体研究会学術集会において「優秀発表賞」を受賞しました。

本賞は、日本下垂体研究会の学術集会において優秀な学術発表を行った若手研究者に贈られます。

テーマおよび内容

ラット下垂体におけるサイロスティムリンαサブユニット(Gpa2)発現細胞の同定

サイロスティムリンは比較的最近に発見された糖タンパク質ホルモンです。αサブユニット(Gpa2)とβサブユニット(Gpb5)の二量体からなり、甲状腺刺激ホルモン受容体に結合して甲状腺ホルモンの分泌を刺激する効果が報告されています。しかし、これらサブユニットを産生する細胞はよくわかっていませんでした。本研究では、in situ hybridization法を用いてラットの下垂体における発現細胞の同定に成功しました。また、Gpa2のメッセンジャーRNA発現が性ステロイドホルモンにより影響を受けることを発見し、従来考えられてきた作用とは異なる生理作用を持つ可能性を示しました。

受賞のコメント

この度は優秀発表賞を頂くことができ、大変光栄でございます。

初めて学会に参加させていただき、発表準備や当日の発表、また3日間様々な方のお話をお伺いし、大変学びの多い機会でした。いつも丁寧にご指導くださる藤原先生、藤田先生、日々支え合い研究に取り組む研究室の仲間の存在に感謝しております。頂いた賞を糧に、より一層研究に励んでまいります。

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