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2021.09.01

工学研究科 高橋直樹さん(博士前期課程1年)が工作機械技術振興賞(奨励賞)を受賞しました

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工学研究科 高橋直樹さん(博士前期課程1年)が、公益財団法人工作機械技術振興財団における「工作機械技術振興賞(奨励賞)」を受賞しました。この賞は、1年間に日本機械学会 、精密工学会、砥粒加工学会および電気加工学会で発表された工作機械技術に関する優秀な研究を表彰するものです。

研究内容

研究テーマ:「炭素繊維強化プラスチックの新しい切りくず収集方法の提案」

 

炭素繊維強化プラスチック((Carbon Fiber Reinforced Plastic、CFRP)は軽量であり、高強度、高剛性という特徴を持ち、航空機や自動車部品など幅広い産業で活用されています。しかしながら、難削材料であるとともに、加工時に発生する切りくずが環境中に飛散し、作業環境の悪化が懸念されています。本研究では、工作機械のスピンドル周囲の空気流の特徴に着目し、発生する負圧を有効利用した微細切りくずの収集方法と装置構成を考案し、その妥当性を計算によって明らかにしたものです。本手法によれば、新たな動力源を要せずに実現することも可能であり、エネルギー消費削減の点でも有効であることを明らかにしています。

高橋さん受賞コメント

このような賞をいただくことができ、大変光栄に思っております。日頃からご指導いただいている中尾先生、楠山先生には心から感謝申し上げます。今回の受賞を糧に、今後もより一層、研究活動に励んで参ります。

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