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2020.12.08

工学研究科 渡邉達也さん(松本研究室)が、第 10 回 CSJ 化学フェスタ 2020で優秀ポスター賞を受賞しました

工学研究科 応用化学領域 博士前期2年の渡邉達也さん(松本研究室)が、2020年10 月 20 日(火)~22 日(木)にかけて行われた第 10 回 CSJ 化学フェスタ 2020で、「優秀ポスター賞」を受賞しました。この賞は「学生ポスター発表」の中から、「研究に対して発表者が十分に寄与していること」「質疑応答に優れていること」「独自性が認められ、今後の発展が期待できること」の3つの観点から審査され、優秀な発表に贈られます。今回はコロナウイルスの感染拡大を受けて、Web on-siteで発表者が審査員および参加者からの質問に回答する「WEB討論会」という形で開催されました。

 

 

 

研究内容

テーマ「Surface Double Coating of LiNiaCobAl1-a-bO2 (a>0.85) Cathode with TiOx and Li2CO3 to Apply a Water-Based Hybrid Polymer Binder to Li-Ion Batteries’ Preparation」

リチウムイオン電池の価格を低くすることは、今後のさらなる普及のためには非常に大切な因子です。リチウムイオン電池の製造工程は有機溶媒に電極活物質を分散させ、電極に塗工・乾燥する工程があり、多量の有機溶媒を必要とします。また、その有機溶媒には毒性があり、製造工程での厳重な管理が必要です。このことがリチウムイオン電池の価格を押し上げる理由になっています。渡邉さんは、この製造工程において水を溶媒として使用することを考えました。しかし、水と電極活物質は反応を起こしてしまう問題があります。そこで、この反応が起こらないように電極活物質粒子をコーティングする技術を開発しました。水は通さないが、リチウムイオンを通すコーティング層を実現するために、酸化チタンと炭酸リチウムの二つの化学物質を用いていることが大きな特徴です。

渡邉さん受賞コメント

今回はWeb上で直接参加者に対して研究発表を行い、ダイレクトに質問が来る双方向の討論が可能なシステムによる討論会であったため、従来の学会発表と同様に緊張しました。私たちは通常、電気化学会や電池討論会での発表をしますが、今回は日本化学会での発表であったため、あまり評価は得られないのではないかと考えていました。しかし多くの方々が私のポスター発表を聞きに来てくれたので、その不安はすぐに消え、あっという間に質疑応答の時間が過ぎてしまった印象でした。夏からコツコツと準備をしてきた結果が結びついて本当にうれしいです。修士論文のまとめにさらに集中していこうと思います。共同研究者の方々に御礼申し上げます。

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