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2020.11.27

理学研究科 本間 諒さんが「第43回フッ素化学討論会」で優秀ポスター賞を受賞しました

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2020年10月28日(水)~29日(木)にオンラインで開催された「第43回フッ素化学討論会」において、理学研究科 理学専攻 化学領域の本間 諒さん(堀 久男研究室)が優秀ポスター賞を受賞しました。同検討会は日本フッ素化学会が毎年開催しているフッ素化学に関する討論会で、今回は41名のポスタ―発表者に対して3名の受賞が決定。本間さんの発表が優秀ポスター賞として選出されました。

研究内容

テーマ「アルカリ条件下でのポリフッ化ビニリデンの亜臨界水分解」

フッ素ポリマーの再資源化方法の開発のために、アルカリ試薬を添加した亜臨界水反応を用いて、代表的なフッ素ポリマーであるポリフッ化ビニリデン(PVDF)がフッ化物イオン(F¯)まで分解、すなわち無機化できるかどうかを検討しました。その結果、 水酸化物イオン(OH¯)が触媒となりポリマー鎖からのHF脱離が促進してF¯が高効率に生成することが分かりました。

本間さん受賞コメント

今回このような賞を受賞でき大変うれしく思います。堀先生をはじめこの研究に携わっていただいた多くの方々に感謝しています。今回の学会はオンライン形式の慣れない発表でしたが、成果をきちんと発表できたことが受賞につながったと思います。これを励みに、研究の更なる発展に向けて尽力していきます。

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