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2020.11.27

工学部建築学科および工学研究科建築学専攻の学生による4作品が「アフターコロナの世界」コンペティションで審査委員各賞を受賞しました

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「アフターコロナの世界」をテーマに、建築、インテリア、プロダクトデザインの作品の設計内容を競うコンペティションにおいて、工学部建築学科(曽我部・吉岡研究室)および工学研究科建築学専攻(曽我部研究室)の学生による4作品が審査委員各賞を受賞しました。

「アフターコロナの世界」コンペティション(審査委員長 五十嵐太郎 東北大学大学院工学研究科教授)は、コロナ禍の不自由な生活を、未来を考える時間として捉え、歴史的な変革に向きあう機会として、開催されたものです。応募作品には、危機と共存するアフターコロナの世界において、都市と建築はどうなるか、あるいはわれわれがどのような空間を生きるのか、といった多様な提案が求められました。同研究室では、夏休み期間中にチームごとにオンラインで打合せを重ねてまとめた作品を応募。2020年10月31日に審査員各氏によるWEBでの公開審査ディスカッションが行われ、見事4作品が審査委員各賞に選出されました。

 

受賞作品とコメント

【五十嵐太郎 賞】

「直接会って会話をする」
林淳平 / 上澤佑太郎 / 楢原杏奈 / 北見明寛
<テーマおよび内容>
With・Afterコロナの世界における2mのソーシャルディスタンスをモジュールとして風・光・植物などの周辺環境を引き込みつつ、おのずと距離を保ちながら会話をすることができるパビリオンを提案しました。
<受賞のコメント>
私たちなりの考えや思いを込めた作品が、審査員の方たちに評価していただき大変嬉しく思います。オフライン・オンライン関係なく人とのつながりをより考えさせられるテーマでした。今後も建築という分野を研究していきたいと思います。

【五十嵐太郎 賞】

「商店街コロナシフトメソッド」
三浦亜也奈 / 佐塚将太 / 原巧 / 蔡恪非 / 解添禹
<テーマおよび内容>
アーケードのかかる商店街の公共的な道や商店街の建物を利用しつつ、 新たな時代における商店街の形を提案。ウイルスへの対応として接触、 ソーシャルディスタンス、外部空間、 換気といった4つのキーワードを意識し、小さなアイデアを集積させることでアフターコロナの世界における商店街の全体像を示しました。
<受賞のコメント>
オンライン上での留学生、他学年同士でのディスカッション、週に一度の先生方によるエスキスチェックを経て提案をまとめていきました。ディスカッション方法や他人への伝え方などに工夫し、提案に関係ない部分でも学ぶことが多く力になったと感じています。

【鷲田めるろ 賞】 【水野祐 賞】(同時受賞)

「都市の塒(ねぐら)」〜流転回帰するオフィスビルの姿〜
井口翔太/稲場悠大/木嶌崚貴/小玉裕佑/ 谷本優斗

<テーマおよび内容>
コロナウイルスが蔓延し、人との距離を意識するようになったなかで、オフィスはオンライン化しつつあります。私たちはそんなオフィスを湿度や換気などの環境的な観点から解決させる提案をしました。
<受賞のコメント>
日々変化する日常に着目することは、建築を学ぶうえで重要だと考えています。コロナウイルスによる急激な日常の変化について学生のうちに取り組めたことは貴重でした。オンラインによる進行は大変困難でしたが、期間内にまとめ上げ、それが受賞に繋がったことを嬉しく思います。

【長崎由紀子 賞】

「円でつながる小学校」
酒井優人/金原佳佑/坂木真一郎/大島拓実/連金航
<テーマおよび内容>
日本の多くの小学校はオンライン授業に対応しきれてなく、一時休校時のあと分散登校が始まっても不自由さがありました。そこで、オンライン授業を前提としそれに合わせた学校を設計しました。
<受賞のコメント>
今回のコンペを通じて、建築とコロナウイルス関わりについて考えることができ、成長につながったと思います。

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