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2020.01.07

工学研究科応用化学領域の大石耕作さんが、国際会議PACRIM13においてExcellent Poster Presentation Awardを受賞しました

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工学研究科 工学専攻 応用化学領域 博士前期課程1年の大石耕作さん(機能性セラミックス研究室/本橋輝樹研究室)が、国際会議PACRIM13において、Excellent Poster Presentation Awardを受賞しました。
PACRIM13は、2019年10月27日~11月1日に実施された国際会議です。環太平洋諸国のセラミックス協会の協力のもと、米国、オーストラリア、韓国、日本、中国、カナダなど多くの国で開催されています。本会議は、セラミックス技術の最新技術および新興トピックに関する議論および情報交換のフォーラムであり、この度はSymposium 06: Environmental Functional Materialsにおいて審査の結果、優れたポスター発表者として選出されました。

研究テーマは、「Oxygen Intake/Release Capability of Melilite-type Ba2MnGe2O7+d(メリライト型Ba2MnGe2O7+dの酸素吸収放出能)」
本橋研究室では、周囲の温度や雰囲気の変化に応じて酸素を可逆的に吸収放出する酸素貯蔵材料の研究を行っています。酸素貯蔵材料は、酸素ガス製造や酸化還元触媒など、酸素が関連するさまざまな環境・エネルギー分野での応用が期待されています。
大石さんはメリライト型構造と呼ばれる珍しい結晶構造をもつ化合物に着目して研究を進めた結果、メリライト型金属酸化物の酸素吸収放出能を初めて発見しました。

今回の受賞について、大石さんは「国際会議において優秀賞を受賞でき大変嬉しく思います。本研究にあたって、ご協力いただいた先生方をはじめとする皆様にこの場を借りて深く感謝し、お礼申し上げます。今後も社会が豊かになるような研究を行っていきます。」とコメントされました。

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