お知らせ

2019.09.18

【サッカー部】合宿地である千葉県鋸南町の災害復興ボランティアに参加しました!

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災害復興ボランティアに伺った千葉県鋸南町には、「サンセットブリーズ保田」というスポーツ合宿施設があり、サッカー部では、オープン当初の2008年から毎年1~2回の合宿受け入れをしていただいております。

鋸南町では、春合宿を行っているサッカー部に農家の方から菜の花の収穫支援の依頼をいただき、サッカー部全員で収穫のお手伝いをしたことや、現地のサッカー少年団の皆さんとビーチクリーン活動やサッカーを一緒に楽しんだこと、また横浜の中山商店街の皆様から食材を提供いただき、鋸南町の方々とBBQを楽しんだ事もあります。このように様々な楽しい思い出が詰まった合宿施設が、今回の台風15号の影響により被災したとお聞きし、早速、サッカー部でお手伝いに行こうとなりました。

現在は試合期ではありましたが、試合と練習の合間を縫って、9月16日に公式戦を勝利で飾った15名が参加しました。
午前中はサンセットブリーズ保田で瓦礫を分別しながらトラックに積み込む作業を実施しました。午後は二手に分かれ、サンセットブリーズ保田組と鋸南町役場ボランティアセンター組に分かれて活動を行いました。
町全域から続々と集まる災害廃棄物の分別作業を実施し、軽トラに廃棄物を積み込んでは集積所に運ぶ作業を繰り返しました。
住民の方とは「お兄ちゃんたちの大好物の重たいのを持ってきたよ~」などと厳しい現実と向き合いながらもユーモアを忘れない鋸南町の皆様の大らかさを感じました。
また、活動の最後には白玉の配給をいただき、被災された方、復興を支援するボランティア、それらを支える食事の配給など、人と人との温かい繋がりを経験することができ、学生たちも今回の経験を通じ成長できたと確信しています。

神奈川大学サッカー部では『F+1 ~新たな可能性~』という理念を掲げ、サッカー選手としての可能性だけではなく、選手以外の部分での将来的な新たな可能性を見い出すことにも取り組んでいます。

この度、被災された方々には心からお見舞い申しあげると共に復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。

参加学生のコメント

名和 英紀(工学部1年)
人生で初めて復興支援活動に参加しました。やってみて感じたことが二つあります。
一つ目は、現地の人の温かさです。あんなに家がボロボロになっていて、心も体も苦しい状況の中、私たちを笑顔で迎えてくださり、みんなで協力し合っている姿を見て感銘を受けました。
二つ目は、大森監督がおっしゃっていたことで、「災害が起こると人間の愚かさが露わになる」です。
古くから災害に多く見舞われている日本で考えるべきことは、より多くの人が協力、尊重し合うことで、技術の革新無くとももっと安全で優しい世の中になると思いました。


湯沢 英(経済学部1年)
千葉復興支援活動を行い、実際に私も3.11東日本大震災を経験して、種類が違う災害ではありますが、同じく被害を受けた人達の大変さを改めて感じました。
東日本大震災の時にも全国から多くの人達が復興支援ボランティアとして協力してもらったので、今回のボランティア活動で少しでも恩返しになればと思います。
また、活動していて地域の人達から「ありがとう」と声かけられてとても元気をもらうことができ、地域の人達の温かさも感じました。


鈴木 志遠(工学部1年)
同じ千葉なのに、被害の差に驚きました。まだ電気が付かず、水も通ってないところがあり、生活が困難な人もいると聞きました。
今回、このような形でボランティアに参加出来てよかったと思いました。自分達でもできることが多くあることがわかりました。
また、瓦礫などを撤去する力仕事だけではなく、白玉を作る人、焼小籠包を作る人など様々な形で支えている人もいるのだと、気づけました。このボランティアでは人の助け合いなどを学び、今後の自分達に活きていくと感じました。

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