お知らせ

2018.11.13

日本らしさって何?「世界へ発信する日本の魅力」を本学教員らが提言!

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2018年11月11日(日)、ステーションコンファレンス東京サピアホールにおいて、本学教員らが参加し「世界に発信する日本の魅力」と題したシンポジウム「朝日教育会議2018 神奈川大学」が開催されました。

開式にあたり本学兼子良夫学長より、「他大学にはない日本唯一の“日本常民文化研究所”を母体とする国際日本学部の開設について紹介があり、この“朝日教育会議2018神奈川大学”の場は、豊かで多様な日本文化を世界に発信するのにふさわしく、学びにあふれた時間を皆さまと共有できるものと信じております」とご挨拶されました。

第1部の基調講演では書道家武田双雲氏をお迎えし、AI時代の書道とその現状、ひいてはご自身のユニークな経歴、人の書いた文字を見るのが好きといった嗜好に至るまで多岐にわたりユーモアを交え、会場は笑いの渦に包まれました。また「先に気を整えてから物事に取り組む、そのためには所作・作法という日本独自の文化が実は大切な役割を担っている。そして何に対しても“好き”という気持ちで見ると感謝の念が芽生えてくる」と、日常の心の持ち様についても話されました。

第2部では外国語学部熊谷謙介教授による「国際日本学部(設置構想中)」と「みなとみらいキャンパス」開設のプレゼンテーションを行いました。その中で、「本学の国際日本学部が他大学と違う点は、We all need roots and wingsというように、自分たちの足もとrootsも世界wingsも学べるところ」と語り、さらに後に開設される「みなとみらいキャンパス」が、神奈川大学発祥の地のほど近くに誕生することの意義について話されました。

第3部では「文化的多様性をめぐる旅へ」と題し朝日新聞社井原圭子氏のファシリテーターのもと、横浜トリエンナーレ組織委員会のプロジェクト・マネージャーを務める帆足亜紀氏、本学外国語学部クリスチャン・ラットクリフ准教授、鈴木幸子准教授、松本和也教授によるパネルディスカッションが行われました。さまざまな立場や研究領域から問題提起がなされ、「文化発信をする側にも責任と義務が発生するとともに、文化を発信する側と受容する側とそれぞれの立場を理解していくことが大切である」ということが共通認識として確認されました。

国際日本学部は2020年設置構想中で、2021年にはみなとみらいキャンパスに移転を予定しています。今後の神奈川大学の動きが改めて注目されたシンポジウムとなりました。

世界に発信する日本の魅力

日時:2018年11月11日(日)13:00~16:00
会場:ステーションコンファレンス東京サピアホール
主催:朝日新聞社
共催:神奈川大学

ご挨拶

第1部基調講演 日本文化の素晴らしさを活かして夢をかなえる方法

第2部プレゼンテーション 「世界」「日本」「地域」の架け橋に

第3部パネルディスカッション 文化的多様性をめぐる旅へ