お知らせ
2025.10.07
【受賞】本橋研究室の平野月斗さんが日本セラミック協会第38回秋季シンポジウムにて優秀発表賞を受賞
工学研究科工学専攻応用化学領域 博士前期課程1年 平野 月斗さん(本橋研究室)が、2025年9月17日(水)~19日(金)に開催された日本セラミック協会 第38回秋季シンポジウムで「優秀発表賞」を受賞しました。
受賞内容
- 賞の名称および学会名称
優秀発表賞,日本セラミック協会 第38回秋季シンポジウム(2025年9月17日~19日)
本シンポジウムは、セラミックスに関する科学・技術の情報の総合的交換を目指して毎年秋に開催されており、「元素・構造多様性に基づく無機化合物の物質科学」セッションにおいて『優秀発表賞』として選出されたものです。
- テーマおよび内容
酸素貯蔵材料は、温度や酸素分圧の変化により酸素を可逆的に吸収・放出する機能性材料です。本研究では、ABO3ペロブスカイト型構造をもつ既知化合物BaFeO3−dのBサイトをSrで部分置換した新規Ba–Sr–Fe酸化物の合成に成功し、酸素貯蔵能を発見しました。この新規化合物は低温で優れた酸素吸収放出特性を示すことから、酸素ガス製造技術への応用が期待されます。
受賞のコメント
この度は、第38回秋季シンポジウムにおいて優秀発表賞を受賞できましたことを大変光栄に存じます。日頃よりご指導を賜りました本橋 輝樹 教授、齋藤 美和 教務技術職員、小川 哲志 プロジェクト助教、大石 耕作 研究員、単結晶X線構造解析にてご助言いただきました東北大学 山田 高広 教授、ならびにご協力いただいた研究室の皆様に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も一層精進してまいります。