お知らせ

2024.12.11

神奈川県警察本部警務課の花咲敬介警部による講演会が開催されました。

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警察官実務特修Ⅰでは、神奈川県警察本部警務部警務課被害者支援室の花咲敬介警部から、犯罪被害者等に対する支援について講演がありました。


犯罪等の被害に遭われた方やその家族・遺族の権利や利益を保護することを目的とした犯罪被害者等基本法の概要、犯罪被害者の実際の声など被害の実態、行われている具体的な支援活動並びに県警、県、NPO法人神奈川被害者支援センターの三者が連携した犯罪被害者等への支援活動について学びました。

学生からは、「神奈川県警が行っている被害者支援体制、被害者連絡制度、被害者カウンセラーの支援、一時的な宿泊費用、医療費の公費負担、犯罪被害者給付制度などの多くの支援制度があることを知った。」、「被害者は、目に見える身体的被害を受けることはもちろんのこと、精神的な被害を受けることになる。さらに、二次被害として経済的な問題、マスコミ・報道から起こる問題、捜査過程で起こる問題もある。その中で被害者本人はもちろんのこと、その家族を支援するための被害者家族支援というものはとても大切であることを学んだ。」、「実際に被害者にならないと被害者の苦しみは分からないだろう。こういった支援は被害者を守るという意味でとても大切であるとともに、さらに充実させ、PTSDで苦しんでしまう被害者の方々が少しでも減れば良いと思った。」、「被害者に対して『あなたの気持ちが分かります』、『頑張って』とか『命が助かっただけでも良かった』などと軽率な発言をすることはかえって被害者を傷つけることに繋がりかねない。一番大事なことは、被害者に寄り添って話を聴いてあげること、決して否定はせず、共感してあげることが大切なのだと分かった。」などの感想が寄せられました。