学部からのお知らせ
2026.07.03
神奈川県警察本部警務課被害者支援室の本間なぎさ氏による講演会が開催されました。

警察官実務特修Ⅱでは、神奈川県警察本部警務課被害者支援室の本間なぎさ氏(公認心理師)より、「警察における被害者支援カウンセリングの現状」についてご講演をいただきました。
犯罪被害者やその家族が一日も早く平穏な生活を取り戻せるよう支援することは、犯罪被害者等基本法において地方公共団体の責務とされています。このため、都道府県警察では、精神的・身体的被害の回復及び防止、損害回復や経済的支援、刑事手続への関与の拡充など、多岐にわたる犯罪被害者等支援活動を実施しているところです。
講演では、犯罪被害者等支援の歴史や制度、犯罪被害者等の心理と被害者カウンセラーによる支援について説明いただきました。また、実際の支援事例を交えながら、被害者一人ひとりの状況に応じた継続的な支援の重要性について学び、犯罪被害者等支援に対する理解を深めることができました。
学生からは、「犯罪被害者等支援の制度が数十年前まで整備されていなかったことに驚いた」「以前は金銭的支援制度が十分でなく、被害者がカウンセリング費用や医療費を自己負担していたことは信じられないと感じた」「かつては被害者にも落ち度があるといった批判が多く、被害者が声を上げにくい状況にあったことを知り驚いた」など、犯罪被害者等支援の歴史の浅さや、被害者の厳しい立場に関する感想が寄せられました。
また、「被害者の心のケアも警察の重要な業務であるにもかかわらず、警察官の何気ない言葉によって被害者が精神的な負担を受ける場合があることを知り、警察官のさらなる理解が必要だと感じた」「専門的なカウンセリングはカウンセラーにしかできないが、被害者に寄り添うことは担当した警察官にもできると思った」「将来、警察官を志す者として、今回の講義で学んだことを忘れず、自分なりに被害者のために何ができるかを考えていきたい」など、警察官を目指す学生らしい意見や感想も寄せられました。