学部からのお知らせ
2026.05.28
情報学部 システム数理学科の李 嘉誠助教が国際会議「IEEE CCAI 2026」において「Young Investigator Award」を受賞
2026年5月22日から24日にかけて中国・南京で開催された国際会議「2026 6th International Conference on Computer Communication and Artificial Intelligence(CCAI 2026)」において、本学情報学部 システム数理学科の李嘉誠助教が「Young Investigator Award」を受賞しました。
本賞は、優れた研究成果を挙げ、今後の発展が期待される若手研究者を対象に贈られるものです。李嘉誠助教は、同会議において研究発表を行うとともに、Special Session(特別セッション)およびPoster発表セッションのChair(座長)も務め、国際会議における学術交流およびセッション運営にも貢献しました。
受賞日:2026年5月23日


研究内容
研究テーマ:Collaborative Routing Optimization for Emergency Relief Distribution Using Trucks, Drones, and Boats under Flood Conditions
本研究は、洪水災害時における緊急救援物資の配送を想定し、トラック、ドローン、ボートを複合的かつ協調的に活用するための経路最適化手法を提案したものです。
大規模な洪水災害では、道路の寸断や浸水によって、従来のトラック単体による迅速な物資輸送が困難になる場合があります。一方で、ドローンは道路状況の影響を受けにくく、ボートは浸水地域へのアクセスに有効であるなど、各輸送手段にはそれぞれ異なる利点があります。
本研究では、これらの輸送手段の特徴を考慮した協調型配送計画を構築することで、災害時における物資配送の迅速化と効率化を目指しています。人工知能(AI)および最適化技術を防災・減災分野に応用することで、刻々と変化する被災状況に応じた柔軟な救援計画の立案や、社会インフラの強靭化に貢献することが期待されます。
受賞コメント
この度は、CCAI 2026において「Young Investigator Award」をいただくことができ、大変光栄に思います。
私はこれまで、人工知能、群知能、メタヒューリスティック最適化、災害時物流および経路最適化に関する研究に取り組んでまいりました。特に近年は、社会課題の解決に資するAI・最適化技術の応用に注力しています。
今回の会議では、洪水災害時における救援物資配送を対象とした研究発表を行うとともに、Special SessionおよびPoster発表セッションのChairを担当する機会もいただきました。研究発表だけでなく、国際的な学術交流やセッション運営に携わることができたことは、研究者として大変貴重な経験となりました。
今回の受賞を励みに、今後もAIと最適化技術を軸として、災害対応、物流支援、社会インフラの高度化に貢献できるよう、研究に一層邁進してまいります。
最後に、本研究を進めるにあたり、ご指導・ご協力いただきました共同研究者の先生方、神奈川大学の関係者の皆様、ならびに日頃より研究活動を支えてくださっている皆様に、心より感謝申し上げます。

