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2025.01.14
経済学部道満ゼミナールが日本国際経済学会関東支部学生研究報告会で研究報告
2025年1月11日(土)に開催された日本国際経済学会関東支部 第2回学生研究報告会(会場:日本大学経済学部)の事例研究部門において、道満ゼミナールが研究報告を行いました。道満ゼミナールは昨年度の第1回学生研究報告会に引き続き、今回も出場しております。
今回の学生研究報告会には、本学の他、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、中央大学、明治大学、学習院大学、聖心女子大学の国際経済に関連するゼミに所属する合計10チーム(個人を含む)が参加しています。
報告タイトル |
Brexit前後の貧困格差について |
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報告概要 |
本研究では、「英イングランド内におけるBrexit前後での貧困格差」について分析した。先行研究によれば、Brexit後のイギリス全体では、地域間および所得層間で格差が拡大している。貿易障壁の増加やEU補助金の喪失が地域経済に悪影響を及ぼし、特に製造業中心の地域や低所得層が物価上昇や収入減少に直面している。そこで本研究では、Brexitが貧困格差をなぜ拡大させたのかを、「イギリス全体の地域別データと所得層別データ」を用いBrexitによる生活水準の変化や貧困率の増加が実際にどのように現地の人々に影響を与えたのかを統計データに当たり分析した。本研究は、Brexitが引き起こした経済的不平等の発展に関する理解を深めると当時に、今後の国際貿易や産業、労働市場などへの示唆についても考察した。 |
日本国際経済学会関東支部学生研究報告会について
日本国際経済学会関東支部学生研究報告会は、学部学生が個人またはグループで研究報告を行い、他大学の教員からフィードバックを得て、学生同士で刺激し合い、国際経済学の研究に取り組むことの意義を実感してもらうことを目的としています。応募者は、①理論研究、②実証研究、③事例研究(ケーススタディ)の3つのセッションに割り振られ、日頃の研究成果を報告します。当日参加した日本国際経済学会関東支部会員などの投票に基づいて、受賞報告を決定します。