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ヨコハマ未来創造会議（所属：横浜市）は、神奈川大学道用ゼミの学生をメンバーに加え、株式会社ダイイチ（本社：神奈川県横浜市／代表取締役：花本 こず枝）と共に、断熱性などの特性を有するアップサイクル素材「紙糸」を活用した暑熱対策プロダクト開発プロジェクトを2025年6月6日より開始します。横浜市で開催される「GREEN×EXPO 2027（２０２７年国際園芸博覧会）」に向け、環境共生社会の実現を目指し、未利用資源の循環と年々激しさを増す暑熱環境への適応策として、若者と企業が一体となって取り組んでいきます。

　「GREEN×EXPO 2027」の開催を契機に立ち上げられたヨコハマ未来創造会議は、将来社会を担う若者が、横浜に集う企業や様々なステークホルダーと連携し、環境共生社会の実現に向けアクションを共創するプログラムを今年度より展開しています。

　本プロジェクトはその第一弾として、サステナブルデザインの視点で活動する神奈川大学道用ゼミと環境配慮型ユニフォームを手がける株式会社ダイイチが、アップサイクル紙糸を活用し、資源循環による環境負荷低減と、「GREEN×EXPO 2027」 においても喫緊の課題である暑熱環境（※1）への適応を掲げ、持続可能な環境共生社会の新たな形を模索していきます。

※1 「暑熱環境」：熱中症のリスクが存在する環境

　プロジェクトのテーマは、“地産地環（※2）”した紙糸を活用した暑熱対策プロダクト開発。「GREEN×EXPO 2027」会場の玄関口である瀬谷駅周辺を実証フィールドに、道用ゼミの学生が持つ創造力と行動力、ダイイチが手がける素材と技術をかけ合わせ、暑熱対策プロダクトを共創します。

※2 「地産地環」：地域で産出された未利用資源を地域内で循環し、環境配慮しながら活用すること

　今回活用するのは、リサイクル率の低い使用済みの紙パッケージと未利用の間伐材をアップサイクルして作られた環境配慮素材“紙糸”。「TSUMUGI（※3）」と名付けられ、すでにネスカフェ原宿などの店舗ユニフォームにも採用されています。

　本プロジェクトでは、資源の“地産地環”をコンセプトに置き、学生が市内で集めた紙パッケージと横浜市が保有する水源林で発生する間伐材を用いた紙糸を製作。学生たち約20名が5チームに分かれ、この紙糸が有する「断熱性・通気性・軽量性」といった特性を活かした次世代の「暑熱対策プロダクト」の共創に挑戦していきます。

※3 紙糸「TSUMUGI」について：https://tsumugi-upcycle.com/