「日本運動生理学会第25回奨励賞」を受賞し、8月22日に金沢大学で開催された第32回日本運動生理学会大会評議員会・総会で表彰されました。運動生理学に関する一連の研究成果が運動生理学の進歩に大きく貢献した点が称えられたものです。受賞テーマは、カロリー制限下における筋肥大応答に関する研究です。骨格筋はレジスタンス運動などの収縮刺激によって肥大しますが、カロリー制限下では分解系の亢進によって萎縮します。今回の研究ではカロリー制限下でレジスタンス運動を行うと通常時と比べ筋肥大応答が減弱することが明らかとなりました。本研究結果から、レジスタンス運動による筋肥大適応には十分な栄養摂取が必要となることが示唆されました。

この度は、日本運動生理学会より奨励賞を賜りまして、大変光栄に存じます。お力添えを頂きました共著者の皆様にも感謝申し上げます。今後もレジスタンス運動による筋量維持・向上のメカニズム解明を目指して研究活動に励みたく存じます。