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2022.04.05

崔 瑛 准教授が、韓国観光学会江原国際学術大会で優秀賞を受賞

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韓国観光学会と韓国の東海岸に面した江原道が2022年2月15日~16日の2日間に渡り共催した、第91回韓国観光学会江原国際学術大会(The 91st TOSOK International Tourism Conference)において、崔 瑛 准教授(国際日本学部)が優秀論文賞(優秀賞)を受賞しました。

第91回目となる本大会は「ウィズコロナ、江原道ニューノーマル観光のビジョンと戦略」をテーマとして掲げ、100件以上の論文発表がありました。
優秀論文賞は、審査によって、観光学発展への貢献が期待できる研究に授与されるものです。

社団法人韓国観光学会は、1972年に創設された韓国における観光学分野の最大規模の学会であり、毎年国際学術大会を開催しています。また、韓国観光学会が発行する「観光学研究」は、2017年に韓国学術財団の優秀登載学術誌として選定されました。

研究概要

タイトル

コロナ時代の韓日大学生の相手国に対する認識研究 - 相手国に対する好感度と観光意図の分析を中心に -
(코로나시대의 한일대학생의 상대국에 대한 인식연구―상대국에 대한 호감도와 관광의도의 분석을 중심으로―)

内容

本研究は、日韓の歴史問題をめぐる対立と、新型コロナウイルス感染拡大による観光環境の変化、日本と韓国間の観光交流が断絶した状況が続くことに対する問題意識から企画・実行したものです。ポストコロナ時代の日本と韓国の観光交流の再開に向けて、両国間の相互好感度を向上させる方策を考えるために、必要な情報を得ることをねらいとしました。
両国の大学生を対象に、旅行に対する意識変化、相手国への好感度とそれに影響する要因、相手国への観光意欲等を聞き、データを比較分析しました。

受賞のコメント

本研究の調査を行うに当たり、本学の学生の皆さん、日本と韓国の大学(大東文化大学、韓国培材大学校等)関係者の方々から、多大なるご協力を頂きました。貴重な時間を割いて協力くださったことについてお礼を申し上げます。日本と韓国の大学生が相手国に対して、どのように評価しており、それが好感度や観光意欲に、どの程度影響を与えるかを分析することは、両国の若者の相互理解を促進する手がかりを探りたい私にとって、興味深い作業でした。日本と韓国の若者が友好的な関係を構築し、協力していける未来づくりに向けて、これからも、役立つ研究成果を出していきます。

本研究は,JSPS科研費JP19K12546「意識分析にもとづく国外旅行意向の国際比較研究」の助成を受けたものです。

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