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2019.08.28

人間科学部スポーツ健康コース 北岡祐准教授が「日本運動生理学会 第20回奨励賞」を受賞しました

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人間科学部スポーツ健康コース 北岡祐准教授の論文が、このたび「日本運動生理学会 第20回奨励賞」を受賞し、8月23日に開催された第27回日本運動生理学会大会評議員会・総会で表彰されました。運動生理学に関する一連の研究成果が運動生理学の進歩に大きく貢献した点が称えられたものです。

受賞テーマは、「運動による骨格筋ミトコンドリアの適応メカニズムに関する研究」です。運動をすると、骨格筋ミトコンドリアの量的な変化だけではなく、質的な変化も起こることがこれまでの研究で示されています。今回の研究によって、このような適応が若齢期だけではなく、老齢期においても起こることが明らかとなりました。そのことから、生涯を通じた身体活動が健康の維持・増進に重要であることが示唆されました。また、運動がミトコンドリアの適応をもたらすメカニズムとして、運動中に体内で産生される乳酸がシグナルとして働く可能性も示唆されました。

今回の受賞に際して北岡祐准教授は、「このたびは、日本運動生理学会より奨励賞を賜り、大変光栄に思っております。共同研究者の先生方に深く感謝しております」とコメントされました。

受賞対象論文:
1) Yu Kitaoka et al.: Effect of Voluntary Wheel Running Exercise on Mitochondrial Fusion and Fission Proteins in Aged Mouse Skeletal Muscle. Advances in Exercise and Sports Physiology 24(3): 39-43, 2018
2) 北岡祐:運動時に産生される乳酸の役割.日本運動生理学雑誌25(2): 51-55, 2018

 

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