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2018.10.02

人間科学部 衣笠竜太教授の研究課題が「横浜市リーディング事業助成金(トライアル助成)」に採択されました

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このたび、人間科学部 衣笠竜太教授の研究が「平成30年度横浜市リーディング事業助成金(トライアル助成)」に採択されました。
「横浜市リーディング事業助成金(トライアル助成)」とは、経済の活性化や高齢社会の課題解決、市民の健康増進につながるライフイノベーションを推進することを目的とし、革新的な医薬品・医療機器等の実用化に向けて、市内の大学、研究機関及び企業等により実施される産学連携事業の創出及び推進に向けた研究開発事業を支援するものです。

衣笠教授は、アキレス腱が曲がる原理を解明しその論文が、英国Nature姉妹誌『Scientific Reports』 に取り上げられるなど、顕著な研究活動で注目されています。
今回採択を受けた研究は、「筋肉の活動のリアルタイムな“見える化”と“知らせる化”の双方を実現する筋電アラート装置の研究開発」をテーマとしています。助成金は、「複数の筋肉の活動状態をリアルタイムに視覚と聴覚でフィードバックし、不要な筋肉の活動を自覚することをアシストする筋電アラート装置の試作開発」に充てられる予定です。

今回の採択に際し、衣笠教授は「これまで未経験だったカヌーを最近始めたのですが、不慣れな動作のために筋肉に余計な力が入ってしまい、ぎこちない動作になってしまうことがありました。今回開発する装置があれば、各筋肉の活動を自覚しやすくなるので、不要な『力み』がなくなり、正しい動作を早く習得できる可能性があります。この装置は、スポーツに限らず、リハビリテーションや労働の現場での活用も期待されます」とコメントされました。

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