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2018.06.27

法科大学院 角田光隆教授が「一般社団法人日本マンション学会」において、日本マンション学会研究奨励賞を受賞しました

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法科大学院 角田光隆教授が「一般社団法人日本マンション学会」において、日本マンション学会研究奨励賞を受賞しました。

角田教授は、『マンション学』第58号に掲載されている「高齢居住者等の配慮に関する合意の有効性と限界」についての論文が受賞となりました。
本論文は、マンション標準管理規約の内容を参考にし、高齢居住者・障害居住者・認知症居住者の配慮に関する合意を題材にして私的自治の原則とその限界について論じたものです。複数の個別事例を検討し、特にバリアフリー・ユニバーサルデザイン、高齢居住者等の見守り活動、認知居住者の行為に力点について研究を行いました。高齢化はマンションのみならず、日本全体の問題解決に貢献できればという思いで取り組まれております。

また2017年4月22日(土)の日本マンション学会名古屋大会のメインシンポジウム「マンションにおいて認知症とどう付き合うのか」のパネリストとして参加され、多様な課題の存在と解決の方向性を示しました。今回の論文では、これらの課題の解決方法の一つとして位置づけることができます。

今回の受賞について角田教授は、「認知症の人を含めた高齢者・障害者の課題は、日本において解決しなければならない非常に大きな課題です。この意味で高齢者法及び障害者法の役割は大きいです。この分野を開拓していきたいと考えています。マンションの管理組合、管理会社、行政機関、医療関係者、社会福祉関係者、認知症の当事者、法学研究者及び法曹関係者などと連携し、英知を結集してこれらの課題に立ち向かっていく所存です」とコメントされました。

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