お知らせ
2025.02.07
KUポートスクエア開設20周年特別講座を開催しました
2025年1月30日(木)、神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター(KUポートスクエア)の開設20周年を記念した特別講座が横浜市開港記念会館にて開催され、170名を超える受講生が集まりました。
講師は、神奈川大学建築学部特任教授であり、日本近代建築史の専門家、さらに横浜市開港記念会館の名誉館長でもある内田青蔵氏。「重要文化財・横浜市開港記念会館の特徴とその魅力 -近代建築の最初期の保存・再生の事例として-」をテーマに講演いただきました。
横浜は、日本で早くに洋風建築を取り入れた都市の一つであり、多数の洋風建築の建物作られておりましたが、関東大震災や戦災の影響で当時の建造物はわずかしか残っていません。その中でも、1917年(大正6年)に竣工した横浜市開港記念会館は、大正期の建築意匠を反映し、関東大震災後に市民の要望で修復・保存された貴重な歴史的建造物です。
講座では、横浜市の建造物の歴史に加え、開港記念会館の建築的特徴や関東大震災や戦災、GHQの接収などの歴史、保存・再生のプロセスについても詳しく解説され、受講者からは大変好評をいただきました。
今後も神奈川大学みなとみらいエクステンションセンターでは、多彩なテーマで学びの機会を提供してまいります。