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2024.11.14

経済学研究科 成田翔一さんが「日本計算機統計学会学生研究発表賞」を受賞

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経済学研究科博士前期課程1年 成田翔一さん(兵頭研究室)が、2024年10月24日~26日に行われた日本計算機統計学会第38回シンポジウムにおいて、「学生研究発表賞」を受賞しました。

テーマおよび内容

本研究では、強スパイク構造の下で高次元ランダムベクトル間の新たな相関検定を提案しました。具体的には、ρV係数の一致推定量である修正RV係数に基づく検定統計量を導出し、その極限帰無分布がある種の重み付きカイ2乗分布に分布収束することを証明しました。この極限分布に基づく近似検定は、先行研究に比べて高精度の近似検定であることを数値シミュレーションで確かめました。本研究は、高次元統計解析における理論研究として新規性の高い研究といえます。

受賞のコメント

この度は学生研究発表賞をいただき、大変光栄に存じます。試行錯誤を重ねてきた成果をこのように評価していただき、大変嬉しく思います。本研究は兵頭昌先生、専修大学の西山貴弘先生のご指導があってこその成果です。お二人のご支援と的確なアドバイスのおかげで、多くの学びと成長の機会を得ることができました。この賞に恥じぬよう、今後も研鑽を続けてまいります。

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