お知らせ

2024.01.01

学長より新年のご挨拶

  • LINEでシェア
  • Xでポスト
  • Facebookでシェア

明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

本学は2028年に迎える創立100周年に向けた様々な改革をすすめております。2020年に開設した国際日本学部は、開設から4年、ようやく完成年度を迎え、昨年4月より全学年の学生がみなとみらいキャンパスに集っています。また同じく昨年4月には、理学部の横浜キャンパスへの移転を契機として理学部、工学部をリニューアルし、さらに「化学生命学部」「情報学部」を新設しました。これにより、2022年度に開設した建築学部と合わせ、理工系5学部が横浜キャンパスに集結し、文系・理工系すべての学生がYOKOHAMAの地で学ぶこととなりました。

このようなキャンパスや学部の新設、改組などのハード面の変化は、改革の第一段階であると言えます。こののちは、その新しい環境の中で行うソフト面の変化、すなわち教育の中身そのものを見直すという、改革の第二段階となります。それは教育の内容や方法を絶えず見直すこと、そして教員と学生が学び合い、互いの知を刺激することによって、新たな未来を創出していくことに他なりません。したがって、神奈川大学のこの「改革の第二段階」は、本学の学生の皆さん、そして先生方お一人おひとりと共に創り出していくものと考えています。

今年度は、本学における教育の質の向上を図るため、学修成果の可視化に向けた教育改革に着手しました。併せて、理工系学部の横浜キャンパス集結による学びの充実を実現するため、広く横断的な学びを行い、これまで以上に、質の高い教育・研究の提供を目指していきます。

本学は、創立者米田吉盛先生が、横浜桜木町に横浜学院を開設し「教育は人を造るにあり」と説いて以来、卓越した研究に基づく教育重視の伝統を堅持して、世界に伍する教養ある人材の育成に努めてまいりました。この良き伝統を大切にしながら、総合大学としての強みを活かし、YOKOHAMAにその叡智を結集するとともに、世界的な視野から論理的、科学的に思考できる人材を育成し、時代の要請に応えてまいります。

今年は辰年。活力がみなぎり、大きく成長し、形がととのう年だと言われています。

本年が皆様にとって、希望に満ちた幸多き年になりますことを心から祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

 

2024年1月1日
神奈川大学長
小熊 誠