12月４日(月)、神奈川公会堂にて神奈川区主催の人権啓発講演会が開催され、異文化コミュニケーションやユーモア学の研究者であり、また英語落語家の第一人者として国内外で多数の講演経験を持つ国際日本学部国際文化交流学科　大島希巳江教授が「ユーモアで文化を越えたつながりを！」をテーマに講演を行いました。

冒頭、日比野政芳神奈川区長（写真左）から挨拶があり、神奈川区内の外国人居住者は8,000名を超え、今後開設される「神奈川区多文化共生ラウンジ」をはじめとする様々な支援により誰もが住みやすい社会を築いていきたいと話がありました。

次に、大島教授から海外講演におけるエピソードの紹介や笑いが生み出す人と人との繋がりについて講話がありました。国内では一般的に馴染みの薄いユーモア学ですが、海外では歴史的かつ先進的に研究されており、笑いは健康に良い影響をもたらすことや、互いに笑いあうことで文化の違いを乗り越えて好意を持つことができることなどが紹介されました。「ユーモアは思いやり」、「笑いは敵をつくらず味方をつくる」といった印象的なフレーズで参加者を惹きつけました。

講話の後半では、実際に大島教授が英語落語を披露。『動物園』、『時そば』の２つの噺を日本語と英語で交互に演じ、時折解説を加えて分かりやすく紹介しました。

冗談を交えながらの講話に終始会場は笑いで溢れ、温かな雰囲気に包まれた”高座”となりました。