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2023.11.02

工学部 張斌助教ら共著論文が国際学会でBest Paper Awardを受賞

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国際学会「6th EAI International Conference on 6G for Future Wireless Networks」においてBest Paper Awardを受賞

2023年10月7日、張斌助教ら(工学部)の共著論文が「6th EAI International Conference on 6G for Future Wireless Networks (EAI 6G 2023)」においてBest Paper Awardを受賞しました。

同学会は、6Gネットワーク及び6G時代の応用システムに関する研究成果発表の場として、また世界中の研究者の技術の交流を目指して、毎年開催されています。
今回、張斌助教、青木透哉さん、松浦一真さん、林憲玉 教授が共著した論文「Development of an Image Generation System for Expressing Auditory Environment to Hearing- impaired People」は「Best Paper Award」として選出されました。

テーマおよび内容

現在、耳が不自由な方は数多くおり、聴導犬ロボットがニーズに対し大変不足となっております。しかし、聴覚障碍者のQoL(Quality of Life)を向上するためには、周囲の聴覚環境を伝えられる必要があります。そのため、聴覚障碍者と健常者のコミュニケーションを支援する聴覚障碍者支援システムの開発が不可欠です。人工知能技術(AI)の発展により、聴覚環境を理解し、画像で表現可能な方法が期待されています。
本研究では、日常生活中の会話内容を理解し、その内容を画像で表現可能な聴覚障碍者支援システムを開発しました。それにより、聴覚障碍者は健常者と同様に、日常会話を参加することができました。

受賞のコメント

このたび、6th EAI International Conference on 6G for Future Wireless Networks (EAI 6G 2023) においてBest Paper Awardを受賞したことを、大変うれしく存じます。本研究にご協力をいただいた青木透哉さん、松浦一真さん、林憲玉 教授に心から感謝を申し上げます。
本研究で開発した聴覚障碍者支援システムをはじめ、様々なAI技術が我々の日常生活にも少しずつ導入され、SDGsの目標である「すべての人に健康と福祉を」推進できることを期待しております。
今後はAI・ロボティクス技術を活用し、よりスマートな社会の実現に尽力していきたいと存じます。