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2023.05.10

工学研究科 谷本優斗さんが「第21回JIA大学院修士設計展2023 奨励賞」を受賞

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工学研究科建築学専攻の都市デザイン研究室(曽我部昌史教授)の谷本 優斗さん(博士前期課程2023年3月修了)が、「第21回 JIA関東甲信越支部大学院修士設計展2023」で奨励賞を受賞しました。

内容

均質化が進む現代の都市環境において、「生きられた描写」を手がかりに新たな建築のあり方を再考します。「生きられた描写」は、人工物と自然、時の流れなど多様な他者が関係し合い、蓄積することで痕跡として現れます。異なる理由から存在する小さな部分が集合することで、多様な解釈の広がりを有しています。建築を構成するエレメントをそれぞれ異なる理由から設計し、その集合として建築を構築します。部分の集合であるため、不完全さは残るかもしれません。しかし、不完全であるからこそ、あらゆる要因を許容する寛容さを獲得できるのではないでしょうか。長い時間をかけて、他者からの愛着を受ける依代のような建築を提案します。

コメント

6年の集大成として、修士設計にこのような評価をいただきとても嬉しく思います。審査会では、実際に建築家の方々からたくさんの言葉をいただき、とても貴重な経験ができました。この先の活動に活かせるよう、努力を続けていきたいと思います。

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