お知らせ

2022.03.02

工学部情報システム創成学科・秋吉研究室の遠藤拓人さんと加畑悠太朗さんが「電気学会 電子・情報・システム部門 情報システム研究会」において技術委員会奨励賞を受賞しました

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工学部情報システム創成学科・秋吉研究室の遠藤拓人さん(博士前期課程2年)と加畑悠太朗さん(2021年3月卒業)が、2021年に3回開催された研究会での講演発表を対象にした選考で「技術委員会奨励賞」を受賞しました。同賞は、35歳以下の発表者に贈られる賞です。

遠藤拓人さん(博士前期課程2年)

研究テーマ「SIFT特徴量の動的マッチングによる類似意匠画像検索方式」

近年、意図しない意匠権の侵害が指摘されており、先行調査の必要性が高まっていることに伴い、調査の負担が増加しています。先行調査のツールとして特許庁所管のINPITによるJ-PlatPatがありますが、キーワード入力による検索システムのため、膨大な検索結果を目視しての調査にはかなりの時間がかかります。そこで、意匠画像の局所特徴量の算出とオペレーションズリサーチの輸送問題で計算されるEarth Mover's Distanceを用いた類似意匠画像検索方式を提案しました。

受賞について

この度は、技術委員会奨励賞を受賞できたことをたいへん嬉しく思います。これはひとえに、熱心にご指導頂いた秋吉先生および、実務での目線でたくさんのご意見を頂いた共同研究先の株式会社エムテックの関係者のおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。今回の受賞を糧に、より一層精進して参ります。

加畑悠太朗さん(2021年3月卒業)

研究テーマ「発話分類モデルを含んだ対話破綻検出器の構築」

スマートフォンの音声案内サービスや、ウェブ上でのチャットボットによるカスタマーサポート、スマートスピーカーなど、音声やチャット形式による自然言語を用いたサービスが増加しています。しかし、対話システムは人間と同等に意味を解釈することができないことから、コミュニケーションが継続不能な対話破綻の状態になることがあります。本研究では、LSTM(Long Short Term Memory)によるエンコーダと発話分類器によって抽出された発話文のデータから、対話破綻の検出方法を提案しました。

受賞について

この度は、技術委員会奨励賞に選定いただきありがとうございます。また、ご指導いただいた秋吉先生、活動に協力いただいた市川先生を始めとする皆さまに御礼申し上げます。

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