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2021.06.15

新中 新二 名誉教授が、関東工学教育協会「関東工学教育協会賞(著作賞)」を受賞しました

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2021年5月19日、新中 新二 名誉教授が、関東工学教育協会「関東工学教育協会賞(著作賞)」を受賞しました。

本賞は、関東工学教育協会会員の教育意欲の一層の向上に資するとともに、関東地区、ひいてはわが国における工学・技術教育の発展を期するために平成18年度に設立されたものです。

研究内容

テーマ「永久磁石同期モータのベクトル制御技術(上下巻)」

十数年前は、モータドライブ工学を体系的に教育するための教科書は、皆無でした。本状態を打破すべく、神奈川大学での十数年の教育経験と同資料を活用し、入門から最先端(当時の)までを体系的に解説した以下の上下巻を出版しました。延べ約1,000頁の大書です。

新中 新二著
「永久磁石同期モータのベクトル制御技術 上巻-原理から最先端まで-」
ISBN 978-4-88554-972-4
発行:電波新聞社 (2008年12月)

「永久磁石同期モータのベクトル制御技術 下巻-センサレス駆動制御の真髄-」
ISBN 978-4-88554-973-1
発行:電波新聞社 (2008年12月)

受賞コメント

本書は、出版当初より、モータドライブ工学の「バイブル」との評価を得ておりましたが、昨今は、本評価が定着しています。モータドライブ技術の教育・開発の現場ではどこでも、見られるようになりました。こうした中、再評価を得る形で、著作賞を得ることになりました。脱炭素の有効な手段として、自動車等の電動化要請が世界的規模で湧きあがっていますが、本書はこの要請に先駆的に応えるものとなりました。なお、本書は、海外より翻訳出版の要請が日本側出版社に寄せられており、1年後頃に海外で翻訳出版される見込みです。