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2020.09.29

工学研究科 応用化学領域博士前期2年の落合弘也さん(松本研究室)が、電気化学会関東支部 第38回夏の学校で優秀ポスター賞を受賞しました

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工学研究科 応用化学領域博士前期2年の落合弘也さん(松本研究室)が、2020年9月17日に開催された電気化学会関東支部 第38回夏の学校で、優秀ポスター賞を受賞しました。コロナウイルスの感染拡大を受けて、Web on-siteで発表者が審査員および参加者からの質問に回答する「WEB討論会」という形で開催されました。

落合さん受賞コメント

今回はWeb上で直接参加者に対して研究発表を行い、ダイレクトに質問が来る、双方向の討論が可能なシステムによる討論会なので、従来の学会発表と同様に緊張しました。他の大学の先生からかなりきつい質問を受けましたが、どうにか対応ができました。ポスターセッションの1時間余り、説明とディスカッションの連続だったのでかなり疲れきったところでの結果発表で自分の名前が画面に表示されたときには非常に感動しました。主催者の方から受賞のコメントを求められましたが、受賞するとは思っていなかったので、まともな受賞コメントができなかったのがちょっと残念です。コロナ禍の中で研究に打ち込んできた結果であると思います。大学院の修了までにあと半年ですが、まだまだやらなければならないことが多くあります。今回のことでやればできるということが良くわかりましたので、それらに取り組んでいきたいと思います。

研究内容

テーマ「Pd 系合金電極触媒の合成とCO₂ 還元反応における選択性」

落合さんは、地球温暖化の原因と言われている二酸化炭素(CO₂)を電気分解により還元し、有用な化学物質に変換しようとする研究に取り組んでいます。今回はCO₂の還元生成物の選択性を変えるための新規な電極触媒としてパラジウム(Pd)系合金ナノ粒子を合成しました。Pd合金を構成する第二元素の種類を変えることによって還元生成物(ギ酸あるいは一酸化炭素)の選択性を大きく変えることができることを見出しました。

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