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2018.02.15

ボサール アントワーヌ准教授(理学部情報科学科)が「OUTSTANDING PAPER AWARD」を受賞しました

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理学部情報科学科のボサール アントワーヌ准教授が、2018年1月23日(火)~25(木)に沖縄で開催された国際会議「2018 International Symposium on Teaching, Education, and Learning - Winter Session」において、「A grammar aware system for Latin document analysis and learning support」と題した論文を発表し、「OUTSTANDING PAPER AWARD」を受賞しました。

今回の論文は、ラテン語文書の自動解析、および文法対象翻訳システムの提案、開発と評価を目的とする内容です。ボサール アントワーヌ准教授は「ラテン語は全世界で使用されている多数の言語の源です。ラテン語は、英語よりずっと以前から国際公用語となっていたため、この数千年間ではラテン語で記述された文書が最も多く、世界の歴史を探究するためには、ラテン語が「鍵」となります。現代においても、ラテン語の応用は少なくなく、欧州では、ラテン語が中学校から高等教育まで学習されています。しかしながら、その複雑な文法から学習を放棄する学生も多く、現在の翻訳システムは単語のみを対象とするものがほとんどです。そのような現状において、本研究では、ラテン語の自動翻訳を目指しながら、その学習支援システムを提案しました。このシステムから教育支援システムを組み立て、教育の観点からも、ラテン語を効率良く学習し、楽しめるよう、ラテン語の魅力を高めていきます」とコメントされました。

また、「今回の受賞により、ラテン語の重要性の認識が少しでも高くなることを嬉しく思います。これから、ラテン語のクラスの皆さんの協力を得て、実験を更に進めたいと思います」と今後の抱負を述べられました。

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