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2023.07.31

体験型研修「みどりの鎌倉」~谷戸の観察とボランティア~

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活動の概要

2023年度新設の「体験型研修みどりの鎌倉」(担当教員:国際日本学部 山口太郎)では、5月20日(土)と6月17日(土)に「みどり」をキーワードとした校外実習で鎌倉を訪問しました。みなとみらいキャンパス3学部の学生のほか、法学部や工学部の学生も参加しました。

1回目は、三方を山に囲まれた鎌倉における谷戸の観察と、自然観察を兼ねたハイキングを実施しました。まず、佐助稲荷神社で、鳥居と白狐の置物の数に圧倒されながら神社独特の雰囲気を楽しみました。その後、佐助ヶ谷において4人1組に分かれ、店舗、住宅の景観、通行人の特徴について記録し、班で意見を交換しました。午後は、公益財団法人鎌倉風致保存会の方々の案内でハイキングを行いました。お寺で国の重要文化財に指定されている建造物や広々とした竹林を間近で見たり、化粧坂から登山と言っても過言ではないほどの源氏山公園のハイキングコースを歩いたりしました。(S.J)

「谷戸」とは:まわりを小高い山や丘陵に囲まれ、谷が細長く続くような地形のこと。

2回目は公益財団法人鎌倉風致保存会が行っている「みどりのボランティア」に参加しました。保存会の皆様のご指導のもとで草刈りに汗を流しました。大鎌という鎌を使い、左手は持ち手の端を持ち、右手は添えて、手前に引く時に力を入れて草を刈ることを教わりました。草刈りという作業はほとんどの学生にとって初めてのことで、最初は動作に慣れず、うまく草を刈ることができなかったが、少しずつ動きを覚え、終盤にはどのグループも上手に草を刈ることができました。(Y.S)

草刈りの様子を紹介します!

参加学生の感想

鎌倉に行き初めて谷戸という存在を知った。谷戸付近は自然が豊かで近くにある家や駐車場、ゴミ置き場まで景観を意識していることに驚いた。他にも風致保存会の方から鎌倉の自然を守るために多くの取り組みや工夫をされていることを知った。鎌倉を訪問したことや草刈りをしたことは自然を知るためにとてもいい経験になった。(T.T)

私は、この授業を通じて普段体験することのないことをたくさん体験できました。鎌倉は、比較的自分の出身地と近いため、何度か訪れたこともありました。しかし、鎌倉の地形や、どのようなお店が、観光客の目を引いているのかについては、考えたことがありませんでした。この授業を通じて、鎌倉の景観への取り組みなどについて考えるきっかけができました。全体を通じて、貴重な経験ができてよかったです。(J.O)

体験型研修とは?

共通教養科目では「体験型研修」という体験活動の授業を開講しています。

他には、ゴルフ、ウインタースポーツ、マリンスポーツ、小田原でのフィールドワークなど現地に足を運び、 実物に触れること、多様な人々と交流・協力し合い行動すること、地域社会の課題解決に貢献するプログラムが特徴です。

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