2024.03.28

【スペイン語学科】アクティビティレポート

  • LINEでシェア
  • Xでポスト
  • Facebookでシェア

アクティビティレポート

コロナ禍のスペイン語劇

佐藤正幸さん(4年・2021年度)/キャスト(Pepe Rey役)

スペイン語劇とは、その名の通りスペイン語で演じる劇で、役者や裏方が一丸となり、およそ7ヶ月かけて舞台を完成させて上演します。私が1年生の時に参加した2018年の “Fuenteovejuna” のことは昨日のことのように覚えています。

しかし4年生で参加した2021年の “Doña Perfecta” は、順調にはいきませんでした。コロナ禍だったため語劇の参加人数が例年に比べ非常に少なく、練習にも様々な制限が加わり、プロジェクトの進行にも遅れが出るほどの影響がありました。ところが、1、2年生の参加率が非常に高く、それに加えて他学部他学科の方々も参加してくれました。最後まで一緒に走り抜けた仲間たちには感謝しきれません。

私はこれまでに2度語劇に参加し、この語劇を通して得たものが数多くありました。スペイン語のリズムや発音が上達するのはもちろんのこと、扱う題材の世界観や歴史観・価値観にも触れることができました。何より重要だと感じたのは、先輩や後輩たちと交流ができたことです。授業だけでは同学年という横の繋がりを持つことができても、先輩・後輩という縦の繋がりを持つことはなかなかできません。そのため、語劇を通して縦の繋がりを作ることができたのは、大変貴重な機会だったと思います。同じスペイン語学科生の仲間と作る一つの舞台はきっと良い経験になります。語劇に少しでも興味のある方がいたら、ぜひ参加してみてください。

2021年度のスピーチコンテスト体験記

吉田知世さん(スペイン語学科3年)/(2021年度Categoría B 第1位)

スペイン語学科では毎年、スピーチコンテストを開催しています。昨今の情勢もありオンラインでの開催が続いていますが、今年は約20名の出場者が集まりました。参加部門は留学経験などを考慮した上で3つに分かれており、その中で私は弁論の部にエントリーしてコーヒーについてスピーチをしました。

コンテストには制限時間が設けられており、スピーチの原稿を作るにあたって私は時間調整が上手くいかず、とても苦労しました。先生に添削をしてもらった後でも、伝えたい内容を選んで短くする作業を繰り返しました。ネイティブスピーカーの先生と共に発音を直したり、間合いやイントネーションなどを意識して読んだりしました。また心の準備として、楽しむ気持ちを持って、勝ちにこだわらないようにしようと決めていました。

コンテスト当日はかなり緊張しました。Zoomの画面越しでもリラックスすることはできず、相手に伝える意志だけで話しました。そのため全てのスピーチが終わった後、優勝という結果を聞いて、喜ぶより先に驚いてしまいました。しかし、自分の力が認められたことは素直に嬉しかったです。スピーチをやりきったことへの達成感と、自分への自信を持つことができました。

青木美珠妃さん(スペイン語学科1年)/(2021年度Categoría A 第1位)

スピーチコンテストに参加しようと思ったきっかけは主にふたつあります。一つ目は、高校時代に全校生徒の前で英語翻訳をした経験があったからです。オーストラリアから日本語を勉強しにきていた留学生さんたちが、私が通っていた高校に来た時のことです。歓迎会を開催した際に、生徒会長がオーストラリア人修学旅行生に対して言葉を贈りました。それを私が英語に翻訳して伝えました。この経験からスペイン語のスピーチコンテストにも参加してみようと思いました。 二つ目は、これに参加しなければ後悔すると思ったからです。その時はまだスペイン語を学び始めてから3か月しか経っていなかったので、正直、出場するかどうか迷いました。しかし、やらずに後悔するのは嫌だったので、思い切って参加しました。

スピーチを練習するにあたって、1分半の詩を暗記するのにとても苦労しました。初めて見る単語が多く、単語数も多かったので覚えることが大変でした。また、慣れない言葉に抑揚をつけたり感情を乗せたりすることも大変でした。しかし、苦労した分、スラスラと言うことができた時は非常に嬉しく感じました。

詩を覚えることは大変で、当日は本番の途中も一瞬忘れてしまい、数秒固まってしまいました。しかし、なんとか思い出し、最後まで暗唱することができました。ハプニングはありましたが、参加して本当によかったなと思います!スピーチをして大きな達成感を得ることができました。この経験のおかげでスペイン語についてもっと興味を持つことができ、詩の作者についてなどの知識も増えました。