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2023.05.30

【内定者インタビュー】就職活動とプロボクサーの両立(経済学科 清水 稔之晟さん)

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【みなとみらいマスコミ研究会】中家未優、塚越広貴

内定を獲得した4年生に「就職活動」についてインタビューをしました。これから就職活動を行う際の参考にしてみてください。

今回は大手食品商社の内定を獲得した清水さんにお話を聞きました。

 

 

清水 稔之晟(シミズ ジンノジョウ) 

経済学部経済学科

見ていた業界:食品業界、不動産業界、金融業界

※取材内容は当時のものになります。 (2023年3月卒)

——「就職活動を始められた時期、きっかけを教えてください。」

2年生の後期にゼミが始まった時から考え始めました。
就職活動はどのように行うのか全くわからなかったのですが、ゼミで貧困問題、労働環境、雇用形態などのテーマを取り扱っており、就職活動を考えるきっかけになったと思います。

——「食品業界を選んだ理由と他にも見ていた業界はありましたか?」

私はキックボクシングをやっており、試合に向けて減量していく中で「食」に関心を持ちました。食品業界であればお客様に届けられるものがたくさんあると考え、この業界で就職活動をしていこうと決めました。
食品業界以外では一人暮らしをするためにお金の管理に気を付けていた経験から、金融業界に興味がありました。
また、在学中に宅地建物取引士の資格を取得していたこともあり、不動産業界も見ていました。

——「どのように企業を探していましたか?」

主にゼミの先輩から、就職に関する様々なことを教えていただきました。
食品商社に就職された先輩に当時の就職活動の話や、食品業界の話を聞くことができてとても参考になりました。
ほかには業界を絞っていたので、興味がある企業のホームページをよく見ていました。

——「自己PR・ガクチカはどのように考えましたか?」

昔から続けてきたキックボクシングを軸にしながら、ほかの経験との共通点も考え、自分の良さを探していきました。
例えば、長所は「決めた事を最後までやり遂げる」にしていました。キックボクシングはもちろんですが、学業に関しても単位は一度も落としませんでした。
また、私はキッズクラスでキックボクシングを教えていたので、人に教える難しさ、子どもと大人との対応の違いといったたくさんの学びがありました。子どもたちに合わせた練習のやり方を考える等の取り組みにより、説得力を持って話すことができました。
この点は非常に学びとなった部分でもあるので、学生時代に力を入れたこととしてアピールしていました。

——「面接への対策はどのようにしていましたか?」

正直、就職活動序盤はなかなか上手くいかず、落ちてしまっていたので、就職課の方に面接練習を頻繁にお願いしました。練習や実際の面接で、上手く答えられなかった質問は書き出して、次に繋がるように準備をしました。
考えた内容を完璧に答えるようにするのではなく、キーワードとして覚えておいて自然に話せるように心掛けました。
また、実際の面接を想定して男女や年齢を問わず、多くの方に面接練習していただきました。様々な観点から指摘をいただくことができ、実践的な練習ができたと思います。
共通して指摘いただいたのは、面接練習をしすぎてしまったせいか、話しているうちに段々と早口なってしまう点です。
この点も早い段階で気が付けたので、就職活動後半は面接ではほとんど落ちませんでした。

——「活用したツールはありますか?」

LINEのオープンチャットを活用しました。
多くの情報が得られましたし、特に自分の興味がなかった業界や会社を知ることができた点が良かったです。

——「就職活動を通して苦労したことはありますか?」

エントリーシートの提出が重なった時です。内容が難しいときは悩みました。
「自身にキャッチコピーを付けてください」というテーマがあったのですが、友人に客観的な意見を聞いて書き出しました。
全体を通してエントリーシートも面接対策も手を抜けないと感じたので、どちらもしっかり準備することが必要だと思います。

——「後輩へのメッセージをお願いします。」

夏のインターンシップは必ず参加してほしいですね。私自身は受けられませんでしたが、早期選考がある企業もあるので早めに内定を獲得できていれば気持ちに余裕が出てきますし、もし内定をいただけなくても面接練習にもなります。
就職活動は苦しい時期もありますが、不安なことや分からないことがあったら、迷わず先輩や就職課の方たちに相談することがいいと思います。人生で一度きりなので是非最後まで諦めずに頑張ってください!