お知らせ

2021.07.20

工学研究所の石濱 正男 客員教授が、日本機械学会の技術功績賞と自動車技術会の技術貢献賞を受賞しました

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受賞内容

賞の名称および学会名称

日本機械学会 技術功績賞

機械技術の発展に対して非常に、大きな功績を上げた個人に対して贈られる最高位の賞です。例えば、長年の課題であったある種の機械が起こす公害の原因を、理論や実験解析で解き明かし、改良設計への道を開いたような成果を数多くあげた技術者に贈られます。

自動車技術会 技術貢献賞

自動車技術の発展に対して、非常に大きな貢献をした個人に対して贈られる最高位の賞です。例えば、従来の技術では到底届かないような高い性能の製品開発を、独創性のある技術開発で何度も行った個人に対して贈られます。

テーマおよび内容

日本機械学会 技術功績賞 4月22日受賞

①大型実験施設建設などの研究基盤構築②エンジン振動の新しい実験解析手法開発③エンジン音質と振動現象の対応付け④接地・転動によるタイヤ騒音発生機構解析⑤道路交通騒音低減技術開発など

自動車技術会 技術貢献賞 5月27日受賞

①設計案からエンジン音を合成して音質を予測し、伸びやかな加速音を楽しめる軽量エンジンの設計法を開発した②流体運動を使ってエンジン振動の車体への伝達を遮断や、音で音を消す世界初の量産アクティブ振動騒音制御システムを開発した

受賞コメント

自動車は走るたびに騒音をまきちらして社会に迷惑をかけるやっかいな製品です。また、自動車には品のあるものと無いものがあります。私は品のある車を作るために乗り心地と音質を抜本的に向上する技術開発を行ってきました。その結果は、世界初のアクティブ振動騒音制御などの製品に結びつきました。ご協力をいただいた皆様とともに成し遂げた成果を評価していただき、ありがたく思っております。

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