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2025.02.20

【教職課程】2024年度「神奈川大学教育研究交流会」を開催しました

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2月15日(土)横浜キャンパスにおいて、「教育研究交流会」を開催しました。 本会は、学校および教育委員会・行政関係者、卒業生の現職教員、本学の学生・教員などが研究交流を図ると共に、教職をめざす学生にとっての学びの場として毎年実施しています。

第一部では、人間科学部 西嘉之特任教授と横浜市立本牧中学校校長 高橋秀吉先生をお招きしディスカッション形式での講演が行われました。

「『主体的・対話的で深い学び』の実現を図るファシリテーション」という演題のもと、現行の学習指導要領では児童・生徒が何を学ぶかだけでなく、どのように学ぶかも重視して、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善を求めている。それは一つ一つの知識がつながり、「わかった!」「おもしろい」と思える授業にすること、見通しをもって、粘り強く取り組む力が身に付く授業にすること、周りの人たちと共に考え、学び、新しい発見や豊かな発想が生まれる授業にすること、自分の学びを振り返り、次の学びや生活に生かす力を育む授業にすることなどである。これらを実現する上で育成、向上が望まれる「教師のファシリテーション力」についてご講演いただきました。

第二部は、冒頭に学校ボランティアの教職課程での位置付けや進め方について鈴木英夫教授から説明があり、さらに、JINーKANA学習塾の学生リーダーから学習支援活動の内容や感想について報告がありました。その後、13グループに分かれてラウンドテーブルを行いました。ラウンドテーブルでは、大学教員、現職校長や卒業生教員など56名と学校等ボランティア活動を行っている学生約24名が、グループに分かれて学生からの報告をもとに協議しました。報告は、半年間の活動をまとめた『ボランティア通信43号』を資料にしましたが、学生ばかりか参加者の先生方にとっても気づきが深まる語り合いとなりました。経験年数の浅い若い卒業生教員もたくさん参加し、大変有意義な時間になりました。最後に、横浜市立港中学校校長の緒方浩臣校長からボランティア活動を受け入れている側からみた学生の活動への評価をいただくとともに、学生に向けて教員という仕事の素晴らしさを語っていただきました。

第三部の2024年度教員採用試験合格者の報告会を兼ねたJYSP参加学生と近隣学校教育関係者との意見交換会でも、出席者の間で活発な情報交換や交流がなされ、参加した学生も先輩教員からお話を伺い教職への希望を膨らませるなど、有意義な交流の場となりました。