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2017.05.23

工学研究科 橋本征奈さん(岩倉研究室)が「第6回CSJ化学フェスタ2016」において優秀ポスター発表賞を受賞しました

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2016年11月14日(月)~16日(水)の3日間にわたって開催された、「第6回CSJ化学フェスタ2016」において、工学研究科応用化学専攻 博士後期課程3年の橋本征奈さん(岩倉研究室)が物理化学部門で優秀ポスター発表賞を受賞しました。 公益社団法人日本化学会(CSJ)が主催するCSJ化学フェスタは、産学官の交流を深め、相互の需要を掘りおこし協力することで化学を社会へ発信することを目的に、毎年開催されています。

橋本さんは、「可視-5-fs パルス光を⽤いる遷移状態分光法~Na2[TCNQ]2の光反応機構解析~」という題目で研究成果を発表しました。遷移状態分光法とは、化学反応に伴う化学結合の開裂・生成を直接観測する手法であり、化学反応機構を解析する上で大変有用な方法です。しかし、この遷移状態分光法は、装置が非常に複雑で高精度の構築技術が必要とされ、世界中でも数研究室のみでしか研究されていません。この最先端物理学の装置を一から構築し、Na2[TCNQ]2の光反応機構を解明したことが評価されました。

このたびの受賞について橋本さんは、「研究発表に対する賞をいただくのは初めてのことであり、とても嬉しく思います。この賞は、“もっと研究を頑張れ”という激励だと思うので、これからも研究に邁進し、この最先端の物理学技術を化学に生かしていきたいです。」と今後への意気込みを語ってくれました。

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