Kato Ryo

嘉藤 亮 教授

所属
法学部
自治行政学科
関連リンク
専門分野

キーワード

Profile

生年/1979年
血液型/O型
出身地/秋田県
趣味/スポーツ観戦、サウナ
子供の頃の夢/エンジニア
愛読書/司馬遼太郎
休日の過ごし方/草野球、のんびりと過ごす
好きな映画/「ゴッドファーザー」「ローマの休日」「ショーシャンクの空に」など
好きなTV番組/「TVタックル」「食彩の王国」
好きな食べ物/お酒のお供全般
好きな国/日本

行政法や自治体法は“皆の幸せのための法律”であり、 人々が安全・快適に生活するために存在します。

暮らしにまつわる様々なことは行政法に関わりがあります

皆さんは「行政法」や「自治体法」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、具体的に何を指すのかを知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。また、法律は自分には縁遠いもの、と思っている人もいるでしょう。かつての私がその一人でした。法学はただ条文を丸暗記する学問というネガティブな印象しか持っていなかったのです。けれど2年生で受けた行政法のゼミで、のちに指導教授となる先生と出会ったことで、その印象が変わりました。たとえば水道を使う、ゴミを捨てる、自転車やバイクに乗るなど、私たちの暮らしにまつわる多くのことは、行政法と関わりがあります。たくさんの人が共に暮らす社会の中で、問題や摩擦が起きないようにルールを定めたものが行政法であって、人々が安全で快適な生活を送ることができることをその目的としています。つまり行政法とは“皆の幸せのための法律”であり、それを知ってからはこの法領域に興味が湧いてきました。その後大学院に進み、行政法および自治体法の研究を始めて現在に至っています。

社会の成り立ちを学べる総合的な学問です

担当の「行政法」の講義では、行政に関わる法律がどのような仕組みをとっているのか、といったことを学びます。一方、私たちの生活環境の向上にとって重要なのが、最も身近な存在である自治体です。自治体は、「国」とは別に、地域の問題に積極的に対処すべき責務を負っており、そこでは住民の声に耳を傾け、創意工夫を凝らして自発的かつ自律的により良いまちづくりを行っていく営みを見ることができます。こうした自治体の活動を学ぶのが「自治体法」の講義目的です。
法学は専門性の高い側面もありますが、行政法や自治体法がカバーする領域はとても広く、世の中の動きや、移り変わる時代のニーズにも対応しなければならない、総合的で開放的な学問です。また、その枠組みを知ることは、私たちが生活する社会がどのように成り立っているかを知る、ひとつの手段でもあると思います。

リスクを恐れず、様々なことにチャレンジして

大学の勉強の特色は、自分自身で選択するところにあります。皆さんが望めば、いくらでも学ぶ機会を提供してくれる空間ですから、ぜひ、そのチャンスを最大限に活かしてください。何かを探求し続けることは楽ではありませんが、「自分は大学でこれを勉強した」と胸を張って卒業してほしいと思います。また、大学生活では、高校までとは比較にならないほど自分の世界が広がります。出会ったことのないタイプの人たちと出会い、その人たちはあらゆる面で皆さんを刺激する存在となるでしょうし、将来にわたって語り合える友と呼べる人になるかもしれません。私もゼミ、サークル、アルバイトと多様な場面で多くの人たちと出会い、趣味や将来について語り、馬鹿騒ぎもたくさんしました。大学時代を一緒に過ごした友人たちは、これから先も、かけがえのない財産です。
大学生活は4年間しかありません。皆さんはまだ想像できないでしょうが、何の制約もない自由な時間は今だけで、あっという間に過ぎていきます。リスクを恐れず、ときには無鉄砲なくらいに様々なことにチャレンジしてください。その経験は、いずれ財産になるはずです。私も教員としてはまだ駆け出しで試行錯誤していますが、若い世代の皆さんと向き合うことで刺激され、また、皆さんに刺激を与えられる存在でありたいと思っています。

Photos

  • 小・中学校時代に野球をやっていました。大学のサークルで再び始め、現在はときどき草野球を楽しんでいます。これはそのユニフォーム。「27」は、元ヤクルトの捕手・古田選手の現役時代の背番号です

  • 沖縄が好きで、ほぼ毎年訪れます。最近は石垣島や久米島などにも足を運び、碧い海と滋味に富む料理に癒されます。また、サンゴの白化や生息地の変化について話を聞き、すぐそこにある地球環境問題について考えさせられることも

SDGsの取組み

地域課題

SDGs・地域課題について

Teacher's News

嘉藤 亮先生の関連ニュース