Suzuki Soyoko
鈴木 そよ子 教授
Profile
生年/1956年
出身地/愛媛県
血液型/O型
家族構成/2名
趣味/海で見る夕映えに魅せられている
子供の頃の夢/学校の先生
尊敬する人/ルドルフ・シュタイナー、マリー・キュリー
愛読書/鈴木聡『世代サイクルと学校文化』(日本エディタースクール出版部、2002年)
休日の過ごし方/力仕事で汗を流す
好きなアーティスト/ジェイソン・ムラッツ
私にとって、大学教師という仕事の一番の魅力は、 若い人たちと時間を共有できることです。
学校ボランティア活動は貴重な体験
私が担当しているのは理学部・経営学部共通の教職課程科目です。1年次の「教育原論 I・II」は、Iでは教職としての基礎的教養についての講義、IIでは多様な教育方法の実践的取り組みを行います。2年次の「総合演習 I」は、年度ごとにさまざまなことにチャレンジしている科目です。今年度は、履修生が近隣の小学校でボランティア活動を行っています。学生が大学の授業と重ならない時間に小学校へ通い、授業のサポートや校務のお手伝いをし、子供たちといっしょに遊び、林間学校や運動会などの行事にも参加しています。
本学で取得できるのは、基本的に中学校と高等学校の教員免許ですが、子供たちを集団で指導する時に必要なことは小学校と共通する点が多くあります。子供たちに平等に対応する、個々の子供の特徴や性格を的確に把握する、子供の変化に素早く気付くなど。また、授業づくりでも小学校の先生方の授業から、多くを学んでいます。2カ月半で、30回通った学生もいます。
平塚市立みずほ小学校と土屋小学校のご協力で実施できたこの企画から得たものは、実習では得難いような成果でした。いきなり教育実習生として学校に行くと、3週間という短期間の中で、実習生が言わば主役として授業をきちんとできるようになることが中心的課題になるのですが、あえて脇役として継続的に教室に入り、子供たちに関わると、子供たち一人ひとりの個性を見ることができ、先生方の活動や姿勢も客観的に見ることができます。教職を目指す者にとって、かけがえのない宝物をいただいた思いです。
本気で先生を目指す人が、先生になれる指導
1年次には経営学部・理学部を合わせて教職課程履修者が180人ほどいますが、4年次で教育実習に出られるのは30人ほどです。3年次の「教職論」、4年次の「教育実習指導」では、無断欠席はもちろん、遅刻も厳禁です。教育実習に出ることを考えたら、実習生が寝坊して遅刻する、無断欠席するなんてあり得ないですから。
厳しいだけではなく、きちんと課程のステップを踏んで行けば必ず力が付く課程づくりをしています。教職課程指導室では、各都道府県の教員採用試験に関する資料を閲覧できます。詳細な説明を聞き、受験準備に関する指導を受けることもできます。教員採用試験の模擬試験(3年次後期、4年次前期は無料)、2次試験対策(無料)、採用試験対策講座等の教員採用試験受験サポート体制も充実しています。
湘南ひらつかキャンパスについてみると、卒業生本人から連絡のあったものに限っても、免許を取得して卒業した学生のうち、32パーセントは教職に就いています。3人に1人は先生になっているというのは、教職課程としてかなり高いパーセンテージです。
専任教員になるのは、決してやさしい道のりではありません。卒業後、臨時任用や非常勤講師を続けながら、数年かかって合格する場合もあります。だからこそ共通の目的を持つ学生が集まる教職課程の授業で知り合いの輪を広げ、学部・学科の枠を超えて共に歩める仲間づくりをしてほしいと思っています。
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