お知らせ
2024.11.19
社会教育課程の授業の一環で、小田原の森へ木の生産現場を訪ねました
11月9日(土)、小田原市いこいの森へ社会教育課程「社会教育経営論Ⅰ」履修者と人間科学部齊藤ゆかゼミナールの学生有志15名が訪ねました。「Moririnとまなぼう」という森のプロジェクトの一歩は学生参画で行いました。
午前は、小田原市市長の加藤憲一先生より、100年先を考えた「森の豊かさ」を持続的に守り続けるために、「森全体の価値を総合的に高める」の取組みについてご講義頂きました。特に小田原市の「森」の地域ブランド力を高める自治体の戦略を学び、学生同士で意見交換しました。
午後は五感を活かした森歩きをしながら、小田原市森林組合の佐藤健氏より森の生産現場を体験的に学びました。災害や地域経済だけでなく、教育的な観点から、日常的に森に関わる大切さを学びました。
参加学生からは、「落ちている葉っぱを探したり、木の実や枝を食べたり、今までやったことがない体験ばかりで、五感使って楽しめました。」(経営学部2年生)、「地方出身の私にとって森林は身近な存在でしたが、今は遠ざかっています。森林は、私たちの生活を彩ってくれるものだと改めて実感しました。」(人間科学部3年生)、「地球温暖化対策や、小田原で育った木材をどう扱うか、難しい課題を知りました。」(国際日本学部2年生)、「木を生産する『川上』から、木を加工する『川中』『川下』まで一体的に取り組むことで、森全体の価値が高まることが分かりました。」(人間科学部3年生)。参加学生の中には、将来公務員を目指す学生も多くいます。
これから森の魅力を高めるために、若者の視点から都市と地方を結ぶ活動展開を考えていきます。
協力
小田原市経済部農政課、小田原市森林組合