お知らせ

2019.07.26

女優・五大路子さんを座長とする「横浜夢座」の皆さんによる特別講義が行われました

  • LINEでシェア
  • Xでポスト
  • Facebookでシェア

2019年7月22日、「社会と人間I〜メディアと社会」(共通テーマ科目)の「メディアが伝えきれなかった戦争」と題した講義で、女優・五大路子さんを座⻑とし、横浜を中心に活躍する劇団「横浜夢座」を講師に迎えて朗読劇を交えた特別講義が行われました。

講義では、戦時中の新聞による情報操作にふれたあと、1945年5月29日の横浜大空襲を主題にした朗読劇「真昼の夕焼け」が横浜夢座の6人により上演され、そのあと質疑応答が行われました。座長五大路子さんの「ぜひ、劇の舞台である六角橋で演じてみたい」との思いにより実現されたものです。

プロによる臨場感あふれる朗読に、学生からは「戦争を遠い存在と思っていたが、セリフの力が強く、まるでそこにいて焼夷弾から逃げているような感覚になった」、「今の時代は東神奈川から六角橋は短い距離に感じるが、火の粉から逃げる中ではどんなに遠かったことだろうか、と想像した」、「映像を見るよりライヴ感があって驚いた」など、多数の感想が寄せられました。

講義の最後に、五大路子さんは「私たちは、地元・横浜であった『戦争』を伝え、『平和』について考える機会になればと思い活動しています。皆さんが通学しているこの場所、この道で戦火があり、多くの市民が犠牲になったのです。ぜひ皆さんのおじいさん、おばあさんの話に耳を傾けてください。そして、次世代にバトンタッチしていってください」と、メッセージをくださいました。

<朗読劇について>
「真昼の夕焼け」(筧慎二作)
出演者:五大路子、高橋和久、高井清史、伊藤はるか、大和田悠太、三神絵里子=パーカッショニスト(以上、敬称略)

関連リンク