お知らせ

2019.07.24

「まちのような学生寮」新国際学生寮の竣工式・落成式が行われました

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2019年7月22日、横浜キャンパスに新国際学生寮が完成し、大学関係者および設計・施工関係者が参加するなか竣工式・落成式が行われました。

牧内理事長は「学生には寮運営の委員会を自発的につくり、新入生の歓迎会や寮祭などの行事を企画するなど積極的に交流してほしい。」とあいさつし、兼子学長は「新国際学生寮はダイバーシティの世界を日常で学ぶ施設となる。共生と寛容な心を持った良識ある国際人養成のプラットフォームとなるよう目指す」と今後の展望について話しました。

新国際学生寮は、「まちのような学生寮」をコンセプトとしており、人の出会いや交流を演出する設えと、ダイバーシティにも配慮した新しいタイプの国際学生寮となっています。また、計画・設計には、設計プロポーザルにより、株式会社オンデザインパートナーズを選定し、萬玉直子氏(神奈川大学工学研究科建築学専攻博士前期課程2010年修了)を意匠担当主任として、キャンパス整備計画委員会の専門委員(本学工学部建築学科建築デザインコース教員)の監修のもと設計されました。

海外や日本各地から多様なバックグラウンドをもつ学生が集まり 、食文化や言語、生活スタイルなど、共同生活を通じてお互いに学び合う空間を目指しました。学生同士のコミュニケーションが固定的なものにならず、思いがけない出会いのあるまちのような空間とするための大きな4層の吹き抜けと、そこに点在する“ポット”と呼ぶ小さな居場所が特徴の学生寮です。

プランニングをした萬玉さんは、落成式の中で「2016年にプロポーザルをしてからの3年間、非常に学びの多い有意義なプロジェクトでした。弊社の会長の言葉に”生涯現役”という言葉があり、私は”建築は学び続けるものだ”と捉えています。母校でこの学びの多いプロジェクトに参加できたことを、感謝、そして誇りに思っています。作って終わりではなく、どのように使われるかが学びを得る機会でもあり、ここで学生がどのように学び、交流が発信されていくのかを期待をもってみつめていきたいと思います」と話されました。

この秋には、留学生がプレ入居する予定となっています(本格オープンは2020年4月予定)。

 

デザイン監修:工学部 内田青蔵教授、山家京子教授、石田敏明教授、曽我部昌史教授、中井邦夫教授、重村力工学研究所客員教授
設計・監理:株式会社 オンデザインパートナーズ
施工:松井建設 株式会社
建設地:横浜市神奈川区栗田谷36-53
規模:地上4階
居室:209室
構造:鉄筋コンクリート造、鉄骨造
敷地面積:5492.47㎡
建築面積:2233.94㎡
延床面積:6065.63㎡

※工事関係者より新国際学生寮にふさわしい「平和・知恵」という樹木の意味を持つオリーブの木が記念品として贈られました。