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2019.06.28

工学研究科 渡邉 達也さんが、公益財団法人加藤科学振興会の平成31年度研究奨励金交付者に採択されました

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工学研究科 渡邉 達也さん(松本太研究室)が、公益財団法人加藤科学振興会 平成31年度研究奨励金交付者に採択され、6月21日にその贈呈式が行われました。

この研究奨励金は、日本の電気化学工業の発展に大きく貢献した化学者、加藤与五郎氏の若手研究者を育成する考えを基に、電気化学研究者を対象に研究活動を奨励、支援するため毎年授与されているものです。独創的な研究に意欲的に挑む若き学生の研究活動として、渡邊さんの研究が選ばれました。

奨励金の授与を受けて、渡邊さんは「名誉ある奨励事業に採択されたことを大変光栄に思います。このような奨励金がいただけるのも熱心に指導してくださる先生方、相談にのってくださる研究室の先輩方のおかげであると、心から感謝しております。奨励金をいただいたことに恥じぬよう、より一層研究に励み精進していきたいと思います」と、喜びと今後の意気込みを語ってくれました。

【研究テーマ】
「積層型穴あき電極を用いたリチウムイオン電池における不可逆容量のキャンセルによる電池容量の向上」

【研究内容】
リチウムイオン電池は、初回充電時、負極表面上に被膜が生成するため、電池容量が減少してしまいます。この容量損失を解消し電池容量が向上を図るためには、リチウムイオンプレドープ(LPD)という手法で通常は負極を一枚ずつ施さないといけません。そこで「⽳あき電極」を使⽤することによって積層させた状態で効果的にLPDを⾏うことを実現し、電池容量を向上させることを確認しました。