お知らせ

2019.01.29

2018年度「神奈川大学教育貢献表彰」表彰式を開催しました

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2019年1月25日(金)、横浜キャンパス1号館8階804会議室にて、受賞者ならびに推薦者をお招きし、2018年度「神奈川大学教育貢献表彰」表彰式が行われました。
教育貢献表彰制度とは、神奈川大学の教育理念および各学部の教育目標に基づき、本学の教育活動における教育職員の特に優れた貢献に対して表彰する、2011年度から始まった制度です。
8回目となる2018年度は以下のとおり1名のベストティーチャー、2名のグッドティーチャーが選ばれました。

表彰式の冒頭、学長より「本日表彰されるベストティーチャー賞・グッドティーチャー賞を受賞された先生方は、本学の専任教員から選ばれ抜いた本当に素晴らしい先生方です。審査は、多くの先生方にかかわっていただき、ALL神大ともいうべき布陣の中で公正に選考されました。本当におめでとうございます」とお祝いの言葉が述べられました。

2018年度神奈川大学教育貢献表彰

◎ベストティーチャー賞(1名)

工学部 矢島 幸信 教授

○グッドティーチャー賞(2名)

理学部 ボサール・アントワーヌ准教授
工学部 髙野 敦  准教授

【ベストティーチャー賞を受賞した矢島教授の挨拶】

受賞者を代表し、ベストティーチャーの工学部 矢島幸信教授からは「この度はこのような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。7・8年前、やっとわかったことがあります。数学っていうのは知識としては役に立たないが、“数学的考え方”というのは誰にでも役に立つんだということを。そのことを、一人でも多くの若い人に伝えたいと思いました。
高校生公開講座を受講した生徒から『数学は苦手で嫌いだけど、興味を持った。もっとわかるようになりたい!』という声を聴き、ぜひ何とかしたい、もっと喜ばせたいと思いました。何か足りないなあと思っていたその時、アニメーターと出会ったことで授業にアニメを導入することになりました。線形代数学というわかりにくい題材をアニメにするなどしているうちに、多方面からの支援もあり、だんだんといろいろなところで使っていただけるようになりました。ただ、当初より“アニメのような、ある意味大衆的なものを学問と教育・研究の場である大学に持ち込むことがふさわしいのか”というある種の懸念がありました。しかし、今回このような素晴らしい賞を受賞できたことで、この懸念はかなり払拭できたと思っています。当初から本日まで、常にバックアップしていただいた数学教室の先生方全員に感謝いたします」と受賞の喜びとともに、感謝の言葉を述べられました。