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2017.10.11

人間科学部 齊藤ゆか准教授が「日本NPO学会 第19回年次大会」において「優秀研究発表賞」を受賞しました

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「日本NPO学会 第19回年次大会」において、人間科学部 齊藤ゆか准教授が「『潜在的ボランティア』を活動へ導くための条件設定と環境づくり」をテーマに研究発表を行い、優秀研究発表賞を受賞しました。本賞は研究報告や、実践報告の質の向上、学会誌への投稿を促すことを目的に今大会より新たに設置されたものです。

齊藤准教授が発表した「『潜在的ボランティア』を活動へ導くための条件設定と環境づくり」は、誰かの「役に立ちたい」という気持ちはあるけれど、なかなかアクションできないといった「潜在的ボランティア」層に、どのような条件設定と環境を整えれば活動へ導くことが可能か、構造的に明らかにし、実現のための方向を示すことを目的とした研究であり、NPOへの理解者、参加・参画者を増やすことが期待されています。これまでの日本NPO学会では、組織の運営や寄付等の税制改革・社会的インパクトに着眼した研究が多くみられる中、個の変容に視点をあてた研究という点が評価されました。

今回の受賞について、齊藤准教授は「本学の学生を見ていていると、色々なことに挑戦したいけれど、前に踏み出せない学生が沢山いることに気づきます。今後は、そのような学生と共に地域に飛び出て、共に学び合う環境づくりの実質化を考えています。同時に、社会貢献を通じた学生の非認知能力の向上とその評価に関する実践的研究を試みていきたいと思います。」と喜びと今後の展望を語られました。