お知らせ
2017.07.13
日中国交正常化45周年記念講演会を開催しました
2017年7月6日、横浜キャンパス 16号館セレストホールにおいて、日中国交正常化45周年を記念する講演会「日中友好と激動する世界」を開催しました。
大連ソフトウェアパーク企業サービスセンターの上級顧問を務める谷口恵氏による講演では、大連の経済開発特区の15年来の変化の歴史について紹介した後、多くの若い学生が大連や中国を実際、見聞し、自分の考えで判断することの大事さを伝えました。
また、駐日中国大使館友好交流部参事官の汪婉氏は、中国政府が推進する「一帯一路」の経済計画がすでに動き出しており、中国の小商品市場の生産拠点である「義烏」とヨーロッパの重要な都市を結ぶ貨物列車が100両編成の単位で運行中であることを報告し、中国と日本の経済協力の大きな可能性について触れました。
今回の講演会を通して、一人でも多くの学生が日中関係、そして、アジアへ興味を寄せるきっかけとなることを大いに期待します。
参加学生の感想
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中国と欧州を結ぶ鉄道物流があることを初めて知りました。日本は海に囲まれているため難しいかもしれませんが、鉄道でもやり取りできるのは経済的に有利なことだなと思いました。また、訪日中国人の急増を示す資料に改めて驚きました。
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3、4年ほど前のこと。PCに不具合が生じ、カスタマサービスセンターに電話をした際に流暢な日本語で適確な指示を与えてもらい大いに助かったことがあります。担当者は中国人の方でした。もしかしたら今日の講演会で話題になった大連につながっていたのかもしれません。
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「一帯一路」構想は私が考えていたものよりもはるかにスケールが大きいものでした。この構想による影響力の大きさをグラフや表をみて改めて感じることができました。規模の大きさゆえに未知数な部分もあるだろう、とも思いました。
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過去に「シルクロード」をはるかに超えたさまざまな地域の国との取引を予定するプロジェクトの大きさ、可能性を感じました。中国語学科に入学した理由が、中国で日本語教師になりたいからというものだったので、実際に大連の企業で働きながら日本語教師会の会長を務めている谷口さんの話は興味深いものがありました。