お知らせ

2024.12.09

【報告】大学院 工学研究科 工学専攻(経営工学領域)で本学協定校とCOIL授業を実施しています

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2024年度後学期に大学院 工学研究科 工学専攻(経営工学領域)での取り組みで、本学協定校ケルン工科大学(ドイツ)とのCOIL(Collaborative Online International Learning)授業を実施しています。

COILとは、ICTを用いてオンラインで海外大学との協働学習を実現する教育手法です。​​

実施日時

2024年9月30日、10月21日、11月11日・25日、12月9日・23日、2025年1月20日(全14回のうち、7回COIL授業を実施)
日本時間 5限(17:10~18:50)、ドイツ時間9:10~10:50(サマータイム 10:10~11:50)

実施方法

Zoomにて全てオンタイムで実施

実施授業

デザインマネジメント特論

担当教員

高野倉雅人 教授(神奈川大学)、Roman Bartnik教授(ケルン工科大学)

参加人数

本学学生4名(大学院生1名、学部4年生(先行履修)2名、受入交換留学生1名)
ケルン工科大学 4名(大学院生2名、学部4年生2名)

COIL授業実施のきっかけ

2023年9月にBartnik教授が国際センターを訪問された際に、神奈川大学でも取り組みが始まったCOIL型授業について、理工系科目における実施に向けて、高野倉教授と検討を進めることとした。その後、Digital (Smart) Serviceのデザインを中心課題として、共同でシラバスを準備し、授業スケジュールを調整して、原則、隔週でCOIL授業を実施することとした。

授業内容

本学2名・ケルン工科大学2名からなる2チームを構成して、Digital (Smart) Serviceのデザインを中心課題とした取り組みを進めている。ケルン工科大学からは、Computer Science and Engineering Scienceを専攻する学生が参加している。COIL授業では、ユーザエクスペリエンス(UX)などデザインマネジメントの基礎を学んだ上で、ドイツ(ヨーロッパ)および日本(アジア)で共通して利用できるスマートフォンを利用したアプリケーションのユーザインタフェイス(UI)のデザインをゴールに取り組んでいる。チーム活動では、はじめにお互いの文化や生活習慣を共有した上で、デザイン目標を定め、ターゲットユーザであるペルソナを設定して、ジャーニーマップによりコンテクスト(利用文脈)を分析している。今後はジャーニーマップをもとに、デザインツールを活用したUIデザインを進めて、最終成果を1月20日(月)にプレゼンテーションする予定である。

今後の展開

本授業は、後学期の中盤でもあり、これから予定する中間・最終発表に向けて、デザイン課題の取り組みを進めます。また、理工系科目ではじめてのCOIL授業でありましたが、デジタルツールの導入の効果もあり、日本とドイツとの円滑な協働学習が実現できました。一方、COIL授業を実施するには、パートナー大学との間で、授業の到達目標の共有と、綿密な授業計画や学生への事前説明などの準備が重要であることを再認識しました。今後は海外との大学との協働がますます重要となるため、パートナー大学との協議を通じて、より効果的なCOIL授業の実施方法についての検討を進めていきたいと考えています。

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