お知らせ
2024.12.03
「本学出身・現役外務省員による講演会」が行われました
2024年12月3日(火)17時10分から、現役の外務省員(大臣官房 外務事務官)であられる東希視氏による「外交及び国際協力分野での海外就活と業務・生活・収入」と題した経済学研究科主催の講演会が本学7号館61講堂にて行われました。
東氏は本学経済学部を卒業、そののち経済学研究科を修了され、アゼルバイジャン日本国大使館の草の根・人間の安全保障無償資金協力外部委嘱員や在ガーナ日本国大使館の経済協力調整員として奉職、2023年にはウクライナ日本国大使館の政務班・班長代理として勤務されました。
講演会の前半では、主として開発協力分野における業務内容や実際の開発途上国における生活費などについて説明され、後半では、神大生が新卒で外務省専門職採用試験を受けようとする場合の試験科目、また、受かった暁には入省前に行われる実務・語学研修、またそのあとに実施される、数カ月から数年にわたる集中・海外研修の状況などについても詳述して下さりました。
更には現在、既に海外にもう目が向いている神大生たちのために…と、卒業を待たなくとも、「大学生として働く」という手法があることも教えて下さりました。一例として、「在外公館派遣員制度」や「在外公館専門調査員」なる手法を用いることで、世界中の在外公館で働ける方法についても教えて下さいました。それ以外の方法として、様々な開発協力分野のポストなどの働き方についても説明してくださり、そうした場合の住居手当などを含めた、給与体系などについてもわかりやすく教えて下さいました。
当日は何名もの教員、また学生が対面およびZoomにて参加し、東氏の話を拝聴し、海外での働き方の具体的なイメージを描くことが出来、かつ、外務省と関わる仕事内容についての醍醐味などについても耳にすることができました。
なにより後輩たちのために…と、忙しいなか駆け付けて下さった東氏に、心からの感謝を此度、経済学研究科教員一同、申し上げます。
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ポスターPDF
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